フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

妹の命日を出張先で想う日

投稿日:

 今週は、日曜日から出張し昨日の夕方帰宅した。4月14日は亡き妹の7回目の命日で、例年は、この時期に仕事があまり入らないことで、自宅にいて静かに彼女を想う一日にしているが、今年は案件が入り、毎週のように出張となって、妹の命日を出張先で迎えることになった。当日は、生憎の雨で、彼女が死んだ日もやはり土砂降りの雨だったということで、どうしてもこの日は、しんみりとした気持ちになりがちだ。出張先では、基本的に独りで夕食をとり、雨が降っているということもあり、食後はまっすぐホテルの部屋に戻り、妹の命日の月曜日は、入眠するまで、彼女のことを想う時間を過ごした。

 月曜日の朝7時半に、迎えの車が来て、支援先まで送ってくれた。自分でレンタカーを借りて行くことを思えば、とても有り難いことで感謝しなければならない。車の中で、いろいろと雑談をしながら、気持ちを「仕事モード」に切り替えていく。放送局勤務の時代に知り合った、同年代のバーテンダーは、「自分たちが仕事の顔になるのは、髪の毛をオールバックに櫛でなでつける時だ」と言っていた。私が「プロの助言者の顔になる時は、どういう時だろう」と車の中で考えながら「それは、迎えの車が来た際、運転してもらう人に挨拶をした時」だと悟った。その前、ホテルで朝食を摂っている時は、そんな感じではないだろう。

出張先でみた桜(4月14日)

 訪問先で用件を終えて外に出ると、満開の桜が目に入った。「今夜、夜桜見物もいいな」と一瞬思ったのだが、頭の中が仕事のことで一杯、翌日も早朝から仕事だったので、それはすぐに諦めた。今回の案件でも、私なりに自身の役割を自覚しながら、奮闘しているところで、そういう姿を天から妹はずっとみていてくれているに違いないと思って頑張っている。妹は生前、彼女の友人達に私のことを「自慢の兄」と話していたという。それを、彼女が亡くなった後に、友人達から聞いて、私はそれから、彼女の思いに恥じない行動をしようと肝に銘じてきた。いまだ、聖人君主にはなれないが、自分なりの「正しい」生き方をしている最中だと自負するところはある。

 昨日は、帰りのあずさ号の座席でひたすら目を瞑り、仕事で過熱した頭をクールダウンした。しかし、いろいろなことが脳裏を巡り、午後11時くらいまで眠れず、浅い睡眠のまま今朝を迎えた。出張の後は、運動不足解消ということで、出来るだけゴルフに行くようにしている。今日は、普段、クラブの調整などでお世話になっているIさんとのラウンドだった。彼女は、長野県のアマチュア選手権の常連でいわゆるトップアマである。関西出身ということもあり、私が蓼科に来てから10年近く親しくしてもらっている。今日は、途中から風が強くなり、やや寒い一日となったが、よく歩き、2人でゴルフ談義をしながら楽しい時間を過ごした。仕事の後、いい仲間とのゴルフはとても愉しく、気持ちも軽くなるのだ。

-未分類

関連記事

本に囲まれ過ごす自室での時間

仕事机の周りは蔵書であふれている  私の自宅の書斎兼寝室は、6畳一間で、おまけに物入れがない。ここに来てから大幅なリフォームをした時に、半間ほどの物入れが隣の部屋の一部となってしまった。横浜と東京・日 …

岐阜→京都→三重 車で移動

 昨日は、自宅を車で出発し、約4時間かかって岐阜県庁に着き、県庁内での委員会に出席した。2時間弱、専門家としての意見を述べた後、15年前に、新生産システム事業の際にお世話になった人にも会い、旧交を温め …

良き人材を育てる

 先週は、水曜日から金曜日まで、鳥取県のプランナー2次研修だった。1次試験を合格した14名の受講者が倉吉市内の会場に集い、3日間みっちりと、実践的な研修に臨んだ。運営を請け負うチーム・フォレストミッシ …

より有益な助言をしていく

 このところ、いろいろなところから、仕事のオファーや問い合わせをいただき、例年よりも早く、具体的な動きが出てきている。昔ながらの「仕事人間」の私にとっては、とても嬉しいことで、リモートワークの定着がそ …

映画カサブランカにみるダンディズムの極致

映画「カサブランカ」の画面  毎年、GW中はどこにも行かず、自宅で過ごすことにしているが、この期間に欠かさずやっていることがある。それは、映画鑑賞だが、「カサブランカ」という名画を少なくとも3回は観る …