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岐阜→京都→三重 車で移動

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 昨日は、自宅を車で出発し、約4時間かかって岐阜県庁に着き、県庁内での委員会に出席した。2時間弱、専門家としての意見を述べた後、15年前に、新生産システム事業の際にお世話になった人にも会い、旧交を温めたり、現状についての情報交換、情報共有をしたりした。長年やっていると、あるとき思わぬ人に会ったりして、昔話にしろ、話が弾んだりする。やはり、こういう仕事は長く続けることに意義があるのだということを再認識した。

 岐阜での委員会が終わったのが午後4時前で、それから京都に向かった。経路は、岐阜羽島ICから京都東IC経由の京都市内である。京都のホテルに着いたのが午後7時くらいで、腹が減ったので、我が母校である同志社大学近くの食堂に入って、簡単な夕食をすませた。車の移動は、体は楽だが、それでも緊張して運転していることもあり、結構疲れるのだ。

36歳まで勤めた旧近畿放送(現京都放送)

 朝食を摂り、天気も良かったので京都御所の周りを散策し、ふと気づいたら、23歳から36歳まで13年間勤務した、旧近畿放送(現京都放送)の前にいた。私の青春時代を過ごした、懐かしい場所である。不幸にも、その会社がイトマン事件に絡んで事実上倒産し、私はその半年前に依願退職して、独立自営という、いかにも無謀な道を選択した。

 いま、こうして曲がりなりにも、森林・林業専門の経営コンサルタントとして活動できていることは、ある意味奇跡的である。放送局を退職した時、私には何のスキルも専門性もなかった。あったのは、前向きな姿勢とやる気だけである。そこから、私の第二の人生が始まったのだ。京都での用事をすませ、次の予定地である三重県に車で向かいながら、いろいろなことを考えた。

 この国の森林・林業は、このままではいけない。持続可能な森林づくり、労働力確保の問題、木材利用の問題、事業体育成の問題等々、問題は山積している。私自身、20年近く、この業種に関わってきたが、依然、道半ばであり、ミクロ的にもマクロ的にも、まだまだやり残したことがたくさんある。昨夜、電話で尊敬する藤森隆郎先生からも「あなたは、私よりもずいぶん若いのだから、まだまだ頑張ってもらわないといけない」と激励された。そう言っていただけるだけでも有り難いことだと思わなければならない。コロナ禍も一定落ち着いて、先般から多くの人に会って話ができる状況になってきた。年末、来年に向けて、活動をさらに活発化させていきたいと思っている。

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