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経営コンサルタントの存在理由の最たるものとは

投稿日:2019年8月3日 更新日:

私の職業は、いわゆる経営コンサルタントである。それも、林業に専門化した林業経営コンサルタントと自称している。正直なところ、経営コンサルタントという名称は好きではない。玉石混淆であり、人間的にまともなのは、目分量だが1割もいない。最近は特に性格の悪い人間がこの職業に就いているきらいがある。

こんなことを言っている自分はどうなのかというと、それは、まさにマーケットが評価するところに委ねたい。経営コンサルタントは、そもそも、経営者に経営を助言するプロフェッショナルである。その手段として、経営診断があったり、各種の研修をやったり、ツールを使ったりする。全ては、経営者の経営意思決定にとって有用な助言ができるかどうかというところにかかっている。ところが、その手段たるものが、経営コンサルティングにおける目的となっているところに、この業界の大きな問題がある。いわゆる「手段の目的化」である。

経営診断報告会の風景

私自身は、経営診断も研修も、経営コンサルティングを構成する手段の範疇だと確信しているし、それは、この道の恩師である、森井義之先生からも繰り返し燻受(くんじゅ)されたことだ。2年ほど前、ある林業事業体の後継者からSOS的な相談があり、急遽、現地に赴いて2日間ほどその会社の経営について率直な助言をしたことがある。結果として、その後継者が社長になり、彼なりの懸命な取り組みの結果、業績は極めて良くなった。私の助言が全てではないにしろ、会社を再生する契機になったことは事実だ。経営コンサルタントは、企業を助けてこそ存在理由がある。その際の手段に定番のものはなく、往々にしてその場に応じて適宜創出して講じることが多い。ここに、この職業の醍醐味があり、やり甲斐があるのだ。

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