コロナ禍も一段落ということで、関西方面に出張し、一昨日、和歌山県・那智勝浦町にある実家に移動し、数日間滞在することになっている。実家の向かい側の敷地には、祖父が植えた80年生の桜があり、この時期になると、見事に満開になり、近隣の人たちの楽しみとなっている。昨年の春は、コロナ禍の最中で、実家には戻らず、桜を観ることは叶わなかった。
コロナ禍の約2年間は、コンサルティングや人材育成の研修事業などが、中止になったり、オンラインでの開催となり、各地への出張が殆どなかった。そして、オンラインで対応できる案件はおのずと限られており、稼働率が著しく低下した期間だった。その分、本にする原稿を書いたり、軽い運動をしたりする時間ができて、それはそれで良かったと思っている。
コロナ禍は、今後、また、次の一波や二波が来るかどうか、わからないが、それよりも、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、我が国も経済的・国防に関わる重大な局面に晒されることになり、また一段と重苦しい空気になっている。この問題がどういう推移になろうとも、我々は日々の糧を得ながら、何とか生き抜いていかなければならない。
そういう重苦しい空気の中で、先月あたりから、いろいろと仕事周りの新しい動きが出てきており、私が20年近くにわたって培ってきたノウハウや知見が、それなりの価値を持ったコンテンツとして期待をされているという実感を持っている。世情を憂いている間もなく、自ら切り拓いてきたマーケットでのさらなる奮闘が希求されているのだ。80年生の桜が満開の花を誇るように、私自身も、満開とはいかないまでも、支援先に対して、高い価値の支援を提供し、林業界の振興にできる限りの貢献をしていきながら、自分自身のビジネス人生における花実を咲かせていきたいと思っている。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。