今期最後の案件の報告書作成に、予想外の時間がかかり、結局、丸1週間、自室に籠もりきりになって仕上げる形になった。おかげで、運動不足気味になり、体重も少し増えた感がある。やり出すまでに時間がかかるが、やり出すと、目の前の案件しか見えず、止まることができない傾向があり、その間、何とも云えず重苦しい時間を過ごすことになる。しかし、魂を削ってでも、高い品質のものを仕上げて、先方にとって有用な助言書にしたいという想いがある。もはや、職人気質といってもいい性向である。
気がつけば、外はもう春の気配が漂っている。ここ蓼科の春は、世間よりは遅いが、4月も中旬になると、カラマツの芽が芽吹きだし、この辺り一帯は春一色の風情となる。1年で最も好きな季節の到来であり、新年度の展開に心が浮き立つ時季でもある。幸いにして、体調は良好で、今年もいい仕事ができるかもしれないと思うと、気持ちが前向きになるのだ。
明日は、体を動かして、運動に精を出す一日にしたいと思っている。1週間、いろいろな資料と格闘したおかげで、狭い自室が一層散らかってしまったので、本腰を入れて部屋の整理もしなければならない。これから、リモートでの仕事も増えてきそうなので、狭い我が家のレイアウトをやり繰りして、そのスペースを確保することになり、その分、不要不急のものを整理しなければならない。
コロナ禍は、まだまだ予断を許さない状況にあるが、ビジネスシーンにおいては、アフターコロナの展開を意識して、活動していかなければならない。林業界も例外ではない。懸命に頑張る人達と一緒に、明るい未来を見通していきたいと思っているところだ。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。