昨日、宿泊先のホテル内にある中華料理店に入り、夕食を摂ったのだが、「青椒肉絲」や「エビのチリソース」「海鮮炒飯」など、美味な一品が多く、雑談をしながら、夕食のひとときを楽しんだ。出張先での楽しみは、専ら、「食べること」であり、親しい友人や知人との交流だったりする。故河島英五の名曲、「時代おくれ」のフレーズに、「マイクが来たなら 微笑んで 十八番をひとつ歌うだけ」というのがあるが、最近は、カラオケのある店にも進んで行って、得意の曲を歌ったりしている。最近、頑張って覚えたのが、「思い出せなくなるその日まで」(back number)という、かなり難解な曲である。

もう68歳になろうかという初老の男が、二世代以上、下の曲を歌いこなすと、彼らの世代の若い人たちは、そのことだけで、とても賞賛してくれる。勿論、社交上のことだとしても、悪い気持ちにはならない。かといって、若い世代に迎合する気持ちもなく、この「思い出せなくなるその日まで」などは、歌詞こそ、話し言葉で字余りも多いが、「恋をする」という気持ちと日常生活が交差するシーンを素直に表現していて、これを歌いながら、自分自身も無理はあるが、その世界に入っていこうとしたりする。「わたしの半分はあなたで あなたの半分はわたしで出来ていたのね」というフレーズあたりは、男女間の核心に触れるところがあってけだし秀逸なのだ。
そんなこんなで、気がつけば、今日は広島原爆の日、9日は長崎原爆の日で、その追悼の気持ちを遙か遠くの現地に捧げながら、今日も、自分なりに、目の前の案件奮闘することになる。そして、今週の仕事が終われば、来週はお盆の週ということで、蓼科の自宅周りでの時間が待っている。幸いにして、猛暑にも拘わらず、体調良好で仕事にも精力的に向き合っており、これは何よりのことだと思っているところだ。お盆までの時間的距離は、思ったよりも近いようで、この期間、何をしようか、考えるだけでも愉しい気持ちになる。

株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで470超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。