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期末案件に向き合う時間

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 3月も中旬になり、人事異動の時期となった。役所や企業では、4月の異動の内示がある頃で、どこに異動するのか、ヤキモキしている人も多いだろう。私などは、サラリーマンを13年しかやっておらず、その間、異動も東京勤務を含めて4回ほどしか経験せず、36歳で独立してこの方、30年以上、独立自営業者としてのビジネスライフを送ってきた。放送局を退職して独立するという、いかにも無謀なことをやったものだと、今更ながら嘆息する思いである。

最後の雪景色になるのか(3月15日早朝撮影)

 先週は水曜日に上京し、林野庁事業の「新しい林業経営モデル実証事業」(実施主体は、林業機械化協会)の最後の有識者会議に出席し、事業のまとめについて、私なりの意見を開陳した。こういった各種の委員会に出向き、自身の事業領域や専門分野における意見を述べるのは、長くお世話になった、森林・林業の業界に対する「ご恩返し」の意味合いが強い。同時に、この事業などは、未来型の林業機械を導入したりICTの活用等で、その効果を検証している現場におもむくことも多く、取り組み状況を目の当たりにすることが有意義だった。

 一昨日は、蓼科高原カントリークラブで、メンバーのA氏と2サムでラウンドした。前日とは打って変わり、氷点下を前後する寒い日となり、おまけに後半は、雪が舞い散る生憎の天候となったが、幸いにして18ホールを最後までプレーした。「寒中」「雪中」のゴルフとなったが、プレー後、当クラブ名物の天然温泉に浸かり、体を温めてから帰宅し、風邪などを招来することはなかった。期末案件もかなり立て込んでいるので、この時期に風邪など引いている場合ではない。

 今日は、当社コーディネーターの大和田千穂さんと、同じ蓼科高原CCのクラブハウスで、期末案件の成果物のチェックをした。文章もののチェックは、複数でやるのと一人でやるのとでは、その精度が段違いである。それに、彼女は、林業に関わって16年というベテランであり、林業そのものや専門用語などについての知見もあり、頼もしいパートナーである。一人で出来ることにはおのずと限度がある。良きパートナーがいることの巡り合わせに感謝しなければならない。

 そうこうしているうちに、この地域にも早春が到来することになる。仕事の方は、期またがりの案件があり、大和田さんとの協働が続く。明日の実りを信じて頑張っている企業や団体、そこで働く人たちの少しでも役に立ちたいと思いながら、次の仕事に向かっていく。そこに、自分自身の身の置き所があり、自分なりの社会貢献をしているという実感もある。自分自身で、長年、切り拓いてきた道であり、そのゴールはいまだにみえないが、後進の人材を育成しながら、やれるところまで頑張りたいと、春の到来を待望しながらそう思っている。

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