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東京に向かう車中にて

投稿日:2025年2月4日 更新日:

 予定よりも一本早い「あずさ号」に乗り、東京に向かっている。明日、新木場の木材会館で開催される「令和6年度林業イノベーション現場実装シンポジュウム」に参加するためである。今回は、「技術は林業の未来を変えるか」というタイトルのパネルディスカッションにパネラーとして登壇することになっている。今夜は、赤坂のホテルに前泊で、夜は何を食べようかなどと、車中で考える時間が結構楽しかったりする。この歳になると、食べるものであったり、親しい人との久しぶりの邂逅くらいしか楽しみが思いつかないのだ。

車窓からの風景(甲府駅を過ぎたあたり)

 東京に着いたら、まず、日本橋・丸善の文具売り場に行き、使い込んだペリカンのボールペンの修理について相談し、それから三越前に移動して、旧知の人に会うことになっている。その知人とじっくり話をするのは、私が東京を離れてから、ほぼ10年ぶりで、積もる話もあり、有意義な時間になるだろう。コロナ禍は、対面での「人の縁」というものをも、奪い去った疫病神のようなもので、もう二度と、我が国に持ち込んでもらいたくないものだが、昨年あたりから、その「綻びを繕う」ような活動をやっているところだ。

 明日の夜も、久しぶりに会う人がいて、積もる話に花が咲くものと思っている。いろいろと声をかけてもらうこと自体、有り難いもので、やはり、一つのことを長くやり続けるという意義を噛みしめているところだ。私には、孫正義氏のように、通信だの再エネだの携帯だの、はたまたAIだのと、いろいろなことを仕掛ける才能もないし、資本力もない、ただ、自身の身の丈を知りつつ、自分なりの社会貢献をするために、森林・林業という業種で20年余り奮闘してきた。業界内のいろいろな人から、本業のことや、関連することも含めて、いつも声をかけてもらい、とても有り難いことだと思っている。これからも、自らの理念・信念に基づき、言動のブレない中で、この活動を続けていきたいと思っている。

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