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自民党総裁選に寄せて

投稿日:2024年8月29日 更新日:

 27日に実施される、自民党総裁選には、12名の議員が出馬表明ないし出馬の意欲を明らかにしている。ランダムに名前を挙げると、上川陽子外務大臣、石破茂元幹事長、 小泉進次郎元環境大臣、斉藤健経済産業大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣、河野太郎デジタル担当大臣、茂木敏充幹事長、野田聖子元女性活躍担当大臣、小林鷹之元経済安保大臣、加藤勝信元官房長官、林芳正官房長官、そして、青山繁晴参議院議員である。大手メディアの事前調査では、石破氏と小泉氏がツートップとなっているが、誰が総裁、そして総理になるのか、現時点で予想もつかない。

 最後のキングメーカーとされる、麻生元総理が、派閥の集会で総裁支持は、各自の判断に委ねる旨の発言をし、岸田首相は、誰を支持するか明言を避けている。台風で出馬表明が遅れる向きもあるが告示日の12日までの2週間以内には、立候補する顔ぶれが正式に出揃う。9月27日の投開票では、まず、国会議員票367票と党員票367票(投票数を整数で割るドント方式)の合わせて734票において、過半数をとった候補がいれば、その者(しゃ)が当選、そうでない場合は、上位2名で、国会議員367票、都道府県連票47票の合わせて434票をもって決戦投票となる。

 この総裁選挙は、国民の意思がそのまま反映されるものではなく、110万人余りいる自民党員の票が、近いといえば近いが、特に決戦投票においては、国会議員票の得票数で決まり、事実上の二元代表制ということになる。だから、メディアが伝える支持層なるサンプルに調査した結果というものは、殆どあてにならないと言わざるを得ないのだ。派閥の論理もまだまだ残存しているし、決戦投票においては、一次投票の得票数がどちらに流れるかという、「さまざまな力学」(=変数)が作用するので、なおさら、その行方がみえないということになる。

 国民目線でいくと、「よく知っている」とか「感じがいい」とか「若い」「新鮮である」「女性がいい」「地元選出である」等々、果ては「イケメンだ」とか、とにかく主観的なものになる。大手メディアは、多分に「大衆迎合的」なので、そういうところに傾斜していく、あるいは誘導していくきらいがある。しかしながら、こういったものは、全く本質的なものではなく、我々は、この国の国民で、この国で仕事や生活をする利害関係者として、これらの候補者・政治家の政治思想やそれをベースにした政策を吟味して、「この人に国政の舵取りを任せたい」をしなければならない。

 上記の12名の中で、参議院議員の青山繁晴氏は異色である。参議院議員だということもさることながら、どこの派閥にも属さず、彼は8年間、自らの思想・信条に基づき、議会での活動や情報発信などをしてきた。青山氏は、共同通信の記者出身で、近畿放送の報道記者をしていた頃、京都府警記者クラブの隣のボックスが共同通信で、そこでキャップをしていたのが若き日の青山繁晴氏だった。何かの時に、食事をごちそうしたもらった記憶もある。とても前向きで、仕事ができて、歯切れのいい人物だったいう印象が残っている。この青山議員が推薦人20人を集めて立候補し、候補者討論会などで、彼なりの正論や政策を正面から開陳してもらったら、かなり議論が白熱するし、候補者の能力や適性もおのずと明らかになるのではないかと期待するものだ。是非、総裁選の台風の目になってもらいたいものだ。

 

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