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チューリップ、財津和夫氏のこと

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 チューリップというポップスのグループが「心の旅」という名曲でもって、大ヒットを飛ばしたのは、1973年(昭和48年)のことだった。当時、私は高校1年で、中学1年の時に我流で始めたギターの弾き語りに夢中になっていた。チューリップのリーダーは、財津和夫さんで、私よりも10歳年長、心の旅がヒットした時、25歳だった。心の旅は、どちらかというとヒットソングを意識した歌詞と曲調になっているが、翌年リリースした「青春の影」は、財津さんらしい、味わいのある曲調に仕上がっている。心の旅で、一躍、アイドルグループのような存在になった流れを修正し、原点に戻るかのような曲だと私はこの曲を評価している。「きみの心へ続く長い一本道はいつもぼくを勇気づけた」というフレーズで始まる名曲中の名曲である。

 昨日、NHKで、チューリップ最後の再結成という映像が流れていた。私よりも少し上の歳回りと思われる人たちが、総立ちで「心の旅」を一緒に歌っていた。その光景は、多分に感動的ではあったが、同時に一定の哀愁も漂っていたように私自身は感じた。チューリップのコアの世代は、「あー明日の今頃はぼくは汽車の中・・・」とリフレインするサビを聴いて、熱烈、あるいは切ない恋に憧れていた青春時代は半世紀前に終わり、今や、人生そのものも終焉を迎えようとしている人たちである。いわゆる「団塊の世代」といっていいだろう。我々の世代は、10年ほど年下であり、人生の後半の後半を迎えてはいるが、もう少し、現役で頑張ってみようという気持ちのある年代でもある。

 話が横に逸れてしまったが、個人的には、財津和夫さんの創った曲と彼の歌声が好きである。曲調は、ビートルズの影響をかなり受けているものと推察しているが、彼の詞には、何ともいえない「やさしさ」があり、男女の別れに対する深い思いというものを感じるのだ。残念ながら、放送局にいた時を含めて、財津和夫さんとは面識もなく、ただ、高校1年の時から50年以上、彼の曲を聴き、また、代表作である「サボテンの花」や「心の旅」「青春の影」などを、自分なりにアレンジしながら弾き語りで歌ってきたという経緯がある。

 財津和夫さんは、これからもソロで活動を続けていくということだが、私の中では、すでにレジェンド的な存在になっている。そして、それは、吉田拓郎、井上陽水、小椋佳、谷村新司、小田和正、伊勢正三といった、70年代から日本のポップスシーンを盛り上げてくれた偉大なアーティストと一線で並んでいる。これまでの67年間の人生の中で、当然、喜怒哀楽があり、常にそのそばには、彼らの曲があった。その曲達に励まされたり、慰められたり、勇気づけられたりしながら、今日まで何とか生きてきたという実感がある。今夜は、出張先ではあるが、fireで、改めて財津和夫さんの「青春の影」を聴いてみたいと思っている。

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