ここ蓼科は、すでに晩秋の風情である。自宅のある、東急リゾートタウン蓼科では、どんどん秋が深まり、朝晩はかなりの冷え込みになっている。日中は、18度くらいまで温度が上がるが、早朝などは5度くらいの冷え込みとなっていて、その寒暖差が、紅葉をより色鮮やかにするのだ。こういった紅葉を目の当たりにするたびに、「この国に生まれて良かった」とつくづく思うのだ。春夏秋冬という四季があってこそ、その折々にちなんだ文化というものが生まれる。繊細な文化を育んできたのは、まさにこの国の季節感であろう。
そうこうしているうちに、10月もあと1日で終わろうとしている。来月は、結構予定が立て込んでいて、さらにあっという間に師走を迎えるのだろうと、今から諦観に似た思いでいるが、とにかく、時間が経つのは異様に速い。それでも、一応、年内にやると決めたことは、きちんとやっておきたいと思っている。今日も、午後から、4時間かかって、人材育成絡みの「助言書」を作成した。私の発する言葉が、受け手となる経営者などの心に響き、よりよい意思決定や行動につながっていくことを願わずにはいられない。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。