昨日は終日まとまった雨が降り、少し出かけただけで、あとは事務作業をした。今日は、見違えるような好天となり、仕事の打ち合わせもあって、また、このところ、ゴルフの調子も良くなってきたので、車で15分ほどのところにある、三井の森のゴルフ練習場に行って、100球ほど打ってこようと思っている。写真のように、ツツジが綺麗な花を咲かせ、この辺りも、若葉の季節となった。
コロナ禍の3年間は、対面での仕事が著しく制限され、私のように、現地に赴いて初めて成立するような職種は、オンラインでの代替があったとはいえ、甚だしい機会損失となった。すでに、コロナ禍の感染者数の発表にも人々の関心はいかず、マスクも自主規制となり、すっかり普段の経済活動や生活に戻った感がある。普段、マスクを着用するのは、病院はもちろんのこと、飲食店やスーパー、電車内など、一定の人混みがある場所や密閉されたところだけになった。
新年度が始まり、仕事面でも、今年度は、明らかにこの3年間とは違う動きを実感しているところで、私の活動もかなり稼働率が向上してくるものと、内心期待をしている。その意味では、コロナ禍という期間は、本当に無意味で、過ぎ去ってしまうと、その期間の出来事を忘却してしまう程度の現象だった。しかし、その現象に翻弄されたり、人生を狂わされた人々がたくさんいて、特に、真面目に、そして懸命に生きている人に不幸をもたらしたことには、この現象は「絶対悪」と言わざるを得ないのだ。
私などは、仕事量が激減し、会社の売上も比例して減少したが、新型コロナには一度も感染せず、健康被害もなかったので、また、ましな方だと思う。知人には、コロナで亡くなった人もかなりいるし、20年間の記憶を失ったり、持病が悪化して仕事ができなくなった人もいる。こうして、元気で活動できていること自体に感謝するべきであって、終わったことを悔やんでも仕方がない。前向きに生きていかなければならないと改めて気持ちを奮い立たせている。
春は出逢いの季節でもある。コロナ禍の間に、森林総合サービスを企画・提供する、新しい会社を若いパートナーと一緒に設立し、その活動も始まっている。そして、これまでの活動の延長線上で、いろいろな出会いと交流が生まれ、それが、果実になるという期待や希望を醸成してくれている。やはり、どんな業種でも、長く、そして真摯に活動し続けることの重要さを再認識しているところだ。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。