フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

人間の縁は、げに深淵なるもの

投稿日:2019年11月12日 更新日:

 私自身、これまでの人生で、私生活はともかく(離婚経験が複数回ある)、ビジネスにおいては、人の縁をことさら大事にしてきたと自負している。曰く、「人の縁とは、先方から切られた場合は仕方がないが、自分から切るものではない」ということだ。「来る拒まず、去る者追わず」と一見似ている考え方だが、人の縁は、もっと深いところで結ばれたり、そうでなかったりするもので、かなり別種のものだと私はそう思っている。

 今日、仕事の話で、ある団体の人と電話で話をしていた時、「私は、せっかくいろいろな方の仲介や口添えもあって、貴団体とのご縁ができつつあるので、そのご縁を大事にしたいと思っているのです」と申し上げた。つまらないことで、齟齬が生じて、せっかくの縁が切れてしまうのは、お互いにとっても、間に入ってくれた人も含めて、誰も幸せにならない。

最近のセミナーでの私の姿

 林業界は、とても狭い業界である。その業界で長年活動している私のところには、正直、いろいろな情報が入ってくる。元々、報道記者だったのだから、情報収集と分析能力には長けているという自負がある。しかし、それ以上に、狭い世界だからこそ、きちんとした生き方をしていかなければ、心ある人からは見限られ、引いてはマーケットから見限られることになると思っている。

 人間と人間の縁は、AIではコントロールできないものだ。そこには、いろいろな力学が作用している。そして、その関係性も多様で個別で全て違う。実に深淵なのだ。だからこそ、大事にしなければならないし、そのケアに手を抜いてはいけないのだ。古い人間だと言われようが、私はこれからも、義理人情、人の人のつながりというものを大事にしていくつもりだ。それが私の生き方そのものだから、これまでも、そしてこれからもブレることはないだろう。

-未分類

関連記事

対面研修で快い疲れをおぼえる

 一昨日、昨日と、山梨県都留市内で、森林組合の経営幹部を集めた研修講師を務めた。この3年間、コロナ禍で対面での案件が殆どなくなり、オンラインで実施してきたが、やるたびに「もどかしさ」を禁じえず、久しぶ …

那智勝浦町・実家の桜が満開

実家の満開の桜(3月25日撮影)  コロナ禍も一段落ということで、関西方面に出張し、一昨日、和歌山県・那智勝浦町にある実家に移動し、数日間滞在することになっている。実家の向かい側の敷地には、祖父が植え …

休暇中の風景、静ヒルズにて…

常陸大宮・静ヒルズの夕暮れ前のホテルからの風景(3月16日)  昨日は、蓼科から中央道・圏央道・常磐道経由で、4時間半かかって静ヒルズに着いた。距離にして340キロ、渋滞もなく順調に車は走り、午後3時 …

林業経営コンサルタント養成塾を開講した理由

弊社のホームページにも掲げているように、今期から「林業経営コンサルタント養成塾」 (通称坪野塾)を適宜開講することにした。先日、早速、問い合わせがあったが、本格的に展開していくのは、今期の下期からにな …

ずっとあの頃のままで・・・

 先週の水曜日、東京・西麻布で、音楽評論家の富澤一誠さんと10数年ぶりに歓談し旧交を温めた。富澤一誠さん(以下一誠さんと呼ばせていただく)とは、私が近畿放送東京支社に勤務していた、今から34年前、28 …