フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

経営コンサルタントの弟子達との年1回の邂逅

投稿日:2019年10月8日 更新日:

 今日は東京に出張し、案件をこなした後、私の経営コンサルタントの弟子達が1年に1回、集まって開催してくれている、私を囲む会の会場に出かけた。福岡、滋賀からも、2人がこの機会のために駆けつけてくれた。大した師匠ではないが、それでも、彼らが私を慕ってくれ、そういう会合を定期的に開いてくれるのは、とても嬉しいことだ。そして、彼らの活躍ぶりを聞いて、我が事のように喜ぶ自分がいる。

「坪野先生を囲む会」なる弟子達との邂逅

 経営コンサルタントという者の評価は、マーケットが下すものだが、その能力よりも、その人間自身の「人間性」に収れんする。我々は、コンサルティングの技術を磨くことはもちろんだが、経営者からの信頼にたる豊かで深い人間性を身に付けていかなければならない。何故ならば、経営コンサルティングというものは、「人が人を支援するもの」に他ならないからだ。

 今日、彼らに敢えて言ったのは、「我々は、原石のままでいい。間違ってもダイヤモンドになってはいけない。我々は輝く対象ではない。ダイヤモンドになって輝くべきは支援する企業であり経営者なのだ。」ということだった。これは、私自身の本音そのものであり、仕事に臨む際の考え方のベースになるものだ。経営コンサルタントなど、とるに足らない存在であり、この世の中には自称も含めて掃いて捨てるほどいる。

 但し、そんな我々でも、その助言の内容によっては、企業を活かしも殺しもする。だからこそ、自分自身が発する言葉には確信を持ち、かつ、企業や経営者にとって有益なものでなければならない。借り物の言葉など、すぐに見破られるし、薄っぺらい経営理論など、実践の場では何の役にも立たない。それは、私の20年の拙い経営コンサルティングの経験でも、十二分に認識していることだ。

 一人の人間としては、どこまでも未熟だと知っているからこそ、努力もし、自分自身を戒めながら、できる限り最善の助言をしていく。そういう経営コンサルタントには幸あれとエールを贈りたい。私の弟子達は、基本的にそういう人ばかりだと思っている。今夜は、彼らの前向きな話を聴いて、私自身も刺激を受け、新鮮な気持ちにもなれた。教えることは、教えられることでもある。また明日から、新たな気持ちで、目の前の案件に臨んでいきたい。

-未分類

関連記事

軸足を明確にすることの重要性

 蓼科に活動拠点を全面的に移転して、この秋で丸6年になる。それまでは、どうしても、仕事の情報や予算、人脈が集中する東京に拠点を設置して、アナログ的な営業や情報収集をすることに、こだわっていた。そこから …

素顔をみせられる場所

2004年 ビジネスマンバイブルより  ビジネスパーソンにとって、ビジネスシーンは基本的に戦場である。そこは、性善説では到底通用しない権謀術数の坩堝である。ビジネスシーンにおいては、片時も気を抜いては …

今年の目標は、出張100箇所訪問

 今日午前中、妻が東京の友人に会いに行くということで、茅野駅まで車で送っていった。10時半くらいに戻ってきて、WBCをテレビで観戦し、その勝利を確認した後、自宅から東急蓼科ゴルフコースまで散策した。今 …

自身の役割を果たしながら・・・

 このところ、1つ1つの案件に向き合い、そのたびに、助言の対象になる人や組織が、出来るだけ前に進めるよう、あるいは、気持ちだけでも前向きになるよう、自らを鼓舞しながら、臨んでいるところだ。その組織にと …

本格稼働再開、明日から

 明日は、安倍元総理の国葬式である。上京し献花だけでもと思ったのだが、急遽宮崎への出張が入り、中部国際空港から安倍さんへの想いを寄せることにしたい。7月8日に事件が起こり、まずは、「安倍ショック」の期 …