フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

多忙な日々こそ存在理由の証

投稿日:2022年10月9日 更新日:

 先々週、先週と、宮崎県や東京、三重県など、あちこちに出張する日々が続いていて、久しぶりに連泊の移動と活動ということで、時間や案件に追われるという、半ば「嬉しい悲鳴」をあげているところだ。その合間に、東京などで友人や知人と会食する機会が複数あったりして、その時間がとても貴重なものになっている。コロナ禍でこの3年近く、人と会って会食したりすることが極端に減って、仕事の出張も殆どなくなり、代替手段としてオンラインでの研修や会議の機会が増えたこともあり、対面でのこういった機会に飢えていたのかもしれない。

 今週は移動の流れで、和歌山県・那智勝浦町の実家に来て、この連休中はここに滞在している。連休明けには、岐阜に移動しICT関係の視察がある。この間、メールなどで、新規案件の問い合わせも複数あって、都度、対応している。物事が少しずつ動いてきたという実感がある。長年に亘って森林・林業の世界に関わり、それなりに懸命に取り組んできた蓄積というものが、ある意味、ブランド化し、それが定着、まだまだ、私や(株)フォレスト・ミッションに声をかけてくれるマーケットが厳然と存在する。その実態に対して、まだまだ頑張らなければならないと自らを鼓舞する日々である。

 その中で、このところ、いくつかの新しい動きが出てきているのは、自分のビジネス人生においても特筆すべきことだと思っている。前にも書いたが、有為な若い人たちを発掘し、彼らが檜舞台で活躍することを支援、自分の経営資源を惜しみなく提供し、具体的な成果を出していくことで、森林・林業界の振興に少しでも貢献する、そういう仕事がすでに始まっている。この先、10年程度、そういう類の活動をしていきたいし、それが、長年、お世話になったこの業界に対する恩返しにもなり、私なりの社会貢献にもなるのだと信じている。

 悲しいかな、自分の今の立ち位置や活動領域では、小さいといえども、林業界をマクロ面で変革していくことは、ほぼ不可能である。一方で、関係筋=マーケットに対するそれなりの発信力と影響力はまだあるので、常に「あるべき姿」というものを継続して発信し続けていくことは重要だ。しかしながら、本当に「ここが変わった。改善された、問題解決を実現した」と胸を張っていえる実態は、ミクロの部分のしかも、個別の案件においてしか存在しない。自分の行動理念は、つまるところ「実践主義」「行動主義」であり、ありきたりな「評論家」「助言者」に終わるつもりはない。これから約10年間の活動は、そこに収れんしていくのだと思っている。

 

 

-未分類

関連記事

保守陣営内での喧噪に寄せて

 一昨年10月の「日本保守党」結党以来、私は同党の党員となり、陰ながら応援をしている。代表の百田尚樹氏は、同志社大学の同窓であり、同じ関西人ということもあるが、事務総長の有本香氏も傑出した保守論者、さ …

東京で充実した時間を過ごす

 昨日は、車で蓼科から千葉県の蘇我まで移動した。ずっと雨が降っていて、しかも、首都高速が混んでいて、結構時間がかかってしまったが、4時間弱で蘇我のホテルに着き、チェックインした後、電車で東京に向かった …

今期の案件が全て終了

 1月末から、毎週のように出張が続き、久しぶりに「仕事に追われる」という様相で、いい感じになっていたが、今週の鳥取県での森林施業プランナー研修で、今期の案件が全て終了した。正直なところ、一息入れたいと …

ウッドショックは山側に利益をもたらしているのか

 2年間に及んだ、コロナ禍がウッドショックなる現象をもたらし、森林・林業界にもさまざまな影響が及んでいる。最近の状況を関係者に聴くと、例えば、搬出間伐では、木材価格の上昇で、森林所有者に対する精算金が …

新会社fewt地元財産区との森林整備事業が始動

 昨日は、私が居住する東急リゾートタウン蓼科に隣接する、北山湯川財産区と、株式会社fewtの長期施業受委託契約の調印式だった。自宅から車で5分ほどのところにある、湯川公民館の会議室で北山湯川財産区の総 …