一昨日の夜、岡山から新幹線と特急で、茅野駅に着き、午後10時過ぎに帰宅した。蓼科は霙交じりの雨になっていて、しかも自宅近くは氷点下で、本格的な冬の到来を告げていた。一泊二日の弾丸出張だったこともあり、帰宅後、すぐに風呂に入った後、急激に疲れをおぼえ、手元にあった「三岳」を少しのんで、午後11時半頃には就寝した。年内の出張は、今回で終わり、当面は蓼科にいて、内部会議をやったり、事務作業をしたりすることにしている。

電車での出張は、 好きな音楽を聴きながら 車中でいろいろと思索を巡らせたりすることが楽しみで、基本的にいい空間と時間なのだが、コロナ禍以来、インフルエンザなど、車中で感染することを恐れて、マスクをずっとしていて、それがあまり快適ではない。揺れる座席でパソコンに向かうのも最近は鬱陶しくなり、定期的にメールチェックをする程度で、専ら、イヤフォンで音楽を聴いていることが多くなった。また、荷物もリュック一つにするようにして、あまり重くしないようにしているのだが、パソコンを入れると、電源など付帯機器も含めて、相当重くなってしまう。いい歳になってきたので、そろそろ、パソコンを持ち歩くパターンとも距離を置きたいと思うのだが、なかなかそうもいかない。
幸いなことに、腰痛持ちではないので、長時間、座ったままという状況には、何ら問題はない。これについては、頑健な体に産んでくれた親に感謝しなければならないだろう。昨日も、久しぶりに会った、旧知のI氏と「後進の人材を育てながら、もっと社会貢献度の高い仕事をしていくべきだ」などと、近況を語り合いつつ、かなり目線を上げた話をしたところだ。私自身の活動も、まだまだ道半ばであり、残り少なくなっていくビジネス人生を、仕事での効率や品質を鑑みながら、全うしていかなければならない。
余談になるが、出張先のホテルの部屋で、映画の「逃亡者」を観た。名優、ハリソン・フォード主演で、共演のトミー・リー・ジョーンズがいい味を出している。「カサブランカ」とともに、好きな映画のベストスリーに入る作品であり、ダウンロードして、パソコンやfireで、いつでも観ることが出来るようにしている。殺人事件の真犯人は、意外な人物なのだが、この映画を観て、いつも思うのは、「悪いことはできない」「悪いことをしたら必ず報いを受ける」ということだ。「正義は勝つ」などと青いことを強弁するつもりはないが、少なくとも、自分が正しいと信じることを、粛々と実行していくのが真っ当な生き方だと、ハリソン・フォード演じる、リチャード・キンブルの超人的な活躍を観ながら、自分に言い聞かせ、つくづく、示唆に富んだいい映画だと改めて感銘を受けたりするのだ。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで470超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。