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林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

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1つ1つの仕事を丁寧に遂行する

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 昨年秋をその嚆矢として、この春から本格的に取り組んできた案件が、終盤に差し掛かり、現地への出張もあと2回となった。来月末には、一つの節目(マイルストーン」を迎えることになる。当社執行役員の大和田千穂さんと一緒に、出張とオンライン会議・社内会議を交互に、あるいは同時並行的に繰り返しながら、目の前の案件に取り組んできた。当然ながら、守秘義務があるのでその内容を開示することはできないが、支援先や関係先の人たちで、我々の仕事の成果を評価していただければ幸いだと思っている。

 1つ1つの仕事を真摯に、そして丁寧に遂行していくこと、どの業種にも職種にも云えることだが、森林・林業の世界では、そのことの重要性をとりわけ認識しながら、長年、取り組んできた。一時期、人材育成や事業体支援に公的な予算がふんだんについて、私のところに案件が集中した時期があり、当時、当社の主任研究員を務めてもらっていた、藤野正也さん(現福島大学准教授)をはじめ、外部のパートナーを糾合し、その遂行に臨んだ。ある県で、25あった森林組合の経営診断を全て半年余りで実行するといった大型案件もあったが、その際は、総勢5名(うち1名は独立したばかりの診断士)で取り組んだ。

 その地域や事業体で森林・林業のあり方が違うことを踏まえると、短期間にやたらと量を追うことは、すなわち、本来のあるべき姿=1つ1つの案件を丁寧に遂行するというものから、おのずと乖離することになる。その当時も、全ての案件に私自身の目が行き届かないことに葛藤を覚えながら、日々、走り回っていたという記憶がある。各方面から、いろいろと声をかけていただくことは、とても嬉しいのだが、その期待に応えて、きちんとした成果を出してこそ、我々支援者としての存在理由があるのだ。

仕事の後、近くのゴルフ場で散策を兼ねてプレーをする(蓼科東急GCにて)

 地域の森林を整備・管理しながら、その副産物としての木材などを生産し、収益を得ていく林業の最重要キーワード(行動規範)は、持続可能なことである。勿論、対象となる森林の遷移によって、施業に際しての目標林型や間伐等の施業方針も変化していく。しかしながら、森林に向き合う期間は、限りなく長期であり、また、林分ごと、施業地ごとに、あるいは立木ごとに、個別具体的な手入れをしていく、そこには、収益にはならない、非営利の活動が集約されている。

 そういう営々とした営みを続ける林業を担っている、森林組合や民間事業体に対して縷々助言し支援する、我々のような職業の者も、その行動基準として、「持続可能」で、「1つ1つの仕事を真摯に丁寧に遂行する」ということが重要。彼らと目線を合わせながら、より成果を挙げる仕事を長期間に亘って積み重ねていくことになる。当然ながら、「売上や利益を追う」というよりも「仕事そのものを追求する」ことが優先され、ビジネスとしては「やせ我慢」を所与のものとして活動をしていく。これがこの職業の実態であるし、自分自身も得心して日々の案件に向き合っているところだ。

 


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