フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

蓼科での「哲学の道」に寄せて

投稿日:2025年5月11日 更新日:

 京都での学生時代、3回生から2年間に亘り、銀閣寺から南禅寺に向かう「哲学の道」沿いにあった「若王子(にゃくおおじ)」という喫茶店で、ウエイターのアルバイトをした。その店は、「燃えよ剣」の土方歳三役で一世を風靡した、俳優の栗塚旭さんがオーナーだった。同氏が永年蒐集した品々を飾り付けた、アンティーク喫茶で、私は、学生相談所でこのアルバイトをみつけた。栗塚旭さんは、時々、この店に顔を出して、私たちアルバイトを夕食に連れて行ってくださった。京都・三条にあった「グリルミヤタ」という洋食店のハンバーグとポタージュスープが飛びきり美味しく、「こんなに美味しいものが、この世にあるのか」と、そこに連れて行ってもらうたびに感動していた。

 前置きが長くなったが、蓼科に来てから10年近く、ずっと散策道にしている、自宅近くの道を、私は密かに「哲学の道@蓼科」と呼んでいる。往復、35分ほどの距離だが、四季折々の風情を愉しみつつ、いろいろなことを考えながらゆっくりと歩く、お気に入りの散策道である。今日も、午後から、独りで散策を楽しんだ。途中、小さな沢があり、そこに流れる水をしばし観る時間は、なかなか味わい深いものがある。

東急リゾートタウン蓼科内にある小さな「沢」

 水の流れは、絶えることはなく、しかも遡及することはない。それは時間と同じで、水の流れをみるたびに、時間の流れというものと重ね合わせて思索することになる。この歳になると、いずれやってくる自分の終末というものを意識するようになり、それに紐付く「死生観」が醸成されてくるものだ。いかに生きて、いかに死ぬかという死生観を明確に持っている人は、その生き方自体に「決然さ」を感じて、傍目にも気持ちがいい。できれば、そういう佇まいを身につけておきたいと日々思っているところだ。そういうことを考えながら、俗称「蓼科の哲学の道」を連日、歩いていて、その営みを結構気に入っているのだ。 

-未分類

関連記事

中国による欧州での違法伐採

 「選択」12月号に、「中国が欧州各地で森林強奪」という記事が掲載されている。「森林の違法伐採が深刻化している。気が付いたら、森林がごっそり、まるごと消えていたという事件が頻発している。背後に中国の業 …

「白い一日」を聴きながら・・・

 月曜日から、2泊3日の出張が終わり、今日は、幾分、遅めの朝食を摂ってから狭い自室で、4日ぶりにギターの弾き語りを一頻りやった。定番の弾き語り曲は、「遠くで汽笛を聞きながら」(谷村新司)、「青春の影」 …

首都圏の電車内でのスマホ使用率は71%

 今年初めての出張ということで、午後一番のあずさ号に乗り、茅野→立川→西国分寺→武蔵浦和→大宮→新白河という行程で、午後5時前に、福島県の新白河駅に着いた。今日は前泊で、明日、古殿町というところで、林 …

5年ぶりの弟子達との邂逅で

一昨日は、宮城出張が終わり、東京に移動、昨日夜、上野の料亭で、「坪野先生を囲む会」なる会合が5年ぶりに開催された。東京を拠点に活躍している岩倉光隆君が今回は幹事役を引き受けてくれて、段取りをしてくれた …

岸田総理襲撃事件で考えたこと

 土曜日の昼前、仕事関係の資料を作成中、突然飛び込んできたニュースに驚きを禁じ得なかった。昨年7月8日、忘れもしない、安倍元総理の暗殺事件が奈良市内で起こり、今度は、隣県の和歌山市で、現職の総理が狙わ …