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参院選挙の先に新路はあるのか

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 今月20日は、参議院選挙の投票日である。我が家は、今週あたりに期日前投票に行くことにしている。今回の参議院選挙の争点は、「減税をするか否や」というところに収れんしているきらいがあるが、ことの本質は、自民・公明が、どのくらい「敗北」するかというところだろう。そして、それに伴う「批判票」が、どの政党に流れるのか、あるいは流れないのかというバランスによって、参議院の新たな勢力地図が形成されることになる。国民生活に連なる争点が喧伝されているだけに、投票率がどのくらいになるのかも注目されるところだ。

 今回は、争点が身近なところにあるだけに、個人的には投票率がかなり上がって欲しいと思っているところだ。原理原則でいうと、投票率が60%を超えないと、民意が反映されたことにはならい。しかしながら、投票日の20日(日)は、3連休の中日ということで、旅行などに出かける人間も多く、投票所に出かけるのは、高齢者という定番のパターンになると、大きな動きにはならない可能性もある。そうなると、次の衆議院選挙まで、一定の決着は持ち越すことになる。国民生活や経済、外交・防衛面等で、一般国民にも危機感が高まっており、諸問題の先送りは全くもって好ましくない。遊びに行っている場合ではないのだ。

 3年前の安倍元総理の「暗殺」以来、この国の政治は迷走し、国民生活は物価高等で苦難の日々を強いられてきた。強国、アメリカのトランプ大統領の再登場で、大きなうねりが国際的に起こっているが、これをうまく捌き、国益に変換ていく安倍さんのようなトップリーダーが不在、束になって、彼の役割を遂行するグループさえ、見いだせないのが現状だ。保守系の政党も少しずつ力をつけてきているが、相互の連携もなく、大池の「泡沫」で終わってしまうきらいもある。

 私自身は、それでも、この国のことを想い、体を張って、この国を豊かに、そして強くしていこうとする政治家や政党に望みを繋ぎたいと考えている。However、それ以前に、自分自身が社会的・精神的・経済的に自立し、懸命に生きていきながら、家族や大切な人を守り、微々たるものであっても、社会に貢献していくことが、まず肝要であろうと思うのだ。そこには、ある種の「諦観」があり、独自の「死生観」がきちんと存在すべきだろうと考えているところだ。自分の人生を政治だけに委ねるわけにもいかず、そこには、一定の自助努力もおのずと各々の国民に要請される。やるべきことをきちんと遂行してこそ、政治に対しても正面から物が言えるのだと思っている。

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