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「白い一日」を聴きながら・・・

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 月曜日から、2泊3日の出張が終わり、今日は、幾分、遅めの朝食を摂ってから狭い自室で、4日ぶりにギターの弾き語りを一頻りやった。定番の弾き語り曲は、「遠くで汽笛を聞きながら」(谷村新司)、「青春の影」(財津和夫)、「いちご白書をもう一度」(バンバン)、「22歳の別れ」(伊勢正三)などだが、オリジナルの曲も時々は演奏する。上記の曲以外だと、「TRUE LOVE」(藤井フミヤ)や「何も言えなくて・・・夏」(J-WALK)なども好きな曲だ。

「白い一日」レコードのジャケット

 その中で、「白い一日」という曲がある。1974年に、シングルでリリースされた曲で、小椋佳が作詞、井上陽水の作曲となっている。井上陽水の方は、1973年にリリースされた「氷の世界」というアルバムの中で「白い一日」を収録している。両者の「白い一日」は、同じ曲なのだが、編曲がかなり違って、「似て非なるもの」になっているが、それぞれの個性が出ていて味わい深いものがある。

 出張明けの朝などに、ふと「白い一日」を聴いたり、自分で弾き語りをして歌ったりする、そういうことをもう30年くらいやってきたような気がする。「真っ白な陶磁器をながめては飽きもせず、かといって触れもせず、そんなふうにきみのまわりで、ぼくの一日が過ぎていく・・・」というフレーズは、私なりに約50年間聴いてきて、自分の中で消化され、その心根に定着していると云える。つまり、「白い一日」とは、頭の中が空白になっている時間を意味し、「真っ白な陶磁器」をながめて過ごすという行為は、そういう状態を示している。

 出張先で、いろいろな人の生の声を聴くことが、私の仕事の一つであり、ほぼ終日、さまざまなことを真剣に聴いて受け止めると、おのずと頭の中が一杯になり、その夜などは、他のことを考えることができないくらいになる。昨日はそういう状態、少し間を置いて、明日あたりから、助言に向けた情報の整理や分析をしていくことになるのだが、出張明けの今日一日は、取り敢えず、頭の中は「空白の時間」にして、次の仕事に向かっていくための「調整日」だと位置づける。そして、そういう時に、自然と脳裏に浮かぶのが、小椋佳の「白い一日」であり、この曲は、日々、それなりに真摯に目の前の案件に向き合っている自分にとっては、「羽根を休ませてくれる癒やしのメッセージ」になっていると云える。

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