フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

鳥取県森林施業プランナー育成研修の取り組み

投稿日:

 昨日から、鳥取県・倉吉市での「鳥取県森林施業プランナー育成研修」(鳥取県林業担い手育成財団主催)に、チーム・フォレストミッションとして臨んでいる。講師陣は、私、坪野克彦を運営責任者として、天女山の小宮山伸吾社長、ファシリテーター兼講師で横山繁樹さん、運営スタッフとして、和歌山から中小企業診断士の岸本勇樹さんも参加してもらい、総勢4名で取り組んでいる。鳥取県では、8年ほどプランナー研修等でお世話になっており、これまで、60名の認定プランナーを輩出するお手伝いをさせていただいたところだ。

鳥取県森林施業プランナー研修・小宮山講師の講義風景(令和7年1月23日)

 チーム・フォレストミッションも、世代交代の時期に差し掛かっており、今回のメイン講師の小宮山伸吾社長は40歳、スタッフで来てもらっている岸本さんは47歳、横山繁樹さんは54歳、研修全体をコーディネットしてもらっている、当社の大和田千穂さんは38歳と、67歳の私からすると、息子の世代の人たちがメインになってきていることを再認識している。受講者の人たちも、30歳代が多く、森林・林業のこれからを背負っていく人材が、教えたり学んだりしながら、いろいろなことを一緒に考えていく場になっている。

 森林施業プランナーは、令和12年度までに、現時点での認定者約2,800人を「実稼働」で3,500人に増やしていくことを、国としての目標としていて、育成を支援するチーム・フォレストミッションの稼働も、今後、増えてくるものと想定している。森林施業プランナーの育成は、私自身のライフワークといっても過言ではなく、良質の人づくりは、そのまま、よりよい「森づくり」と同義といってよく、現場技術者の育成と合わせて、我が国の森林・林業の再生・振興に不可欠な取り組みだと確信しているところだ。

 今回の研修は、前期3日間、後期2日間の立て付けとなっており、講師陣は、前期・後期で5人稼働することになっている。いずれも、チーム・フォレストミッションの精鋭ばかりで、受講者の人たちと目線を合わせながら、より実のある内容にしていきたいと、講師・スタッフ一同、気合いを入れているところだ。私自身もまだまだ現役で、ある意味での「重石」として、研修全体の進行に目配りをしている。若い人たちと一緒に仕事をすることは、自分自身にとっても有意義なことであり、学びも多い。つくづく有り難いことである。

-未分類

関連記事

蓼科東急オーナーズサロン開設

 9年前から居住している、蓼科東急リゾートタウンの中心部に、新たに「オーナーズサロン『tenoha』が新規オープンした。一昨日、早速行ってみると、内装は、ここで搬出した間伐材をふんだんに使い、とてもい …

no image

兵庫バイオマス発電の事業停止に際して思うこと その3

 ネット上などで、官民協働のビジネスだったから失敗したなどというコメントがあったが、私自身は、兵庫モデルといわれる五者協議会による「官民一体の事業運営」は、ある意味、理想的だと考えていた。外形的にみて …

都会に来ると、無性に森林が恋しくなる

私の職業は、他所に行って、経営などの助言をする仕事なので、その稼働率が向上すればするほど、収益は上がるし、自宅にいない日が多くなることになる。とにかく、特に平日は、どこかに行って、経営の助言をしたり、 …

日本国は無条件降伏していない

秘録 東京裁判(清瀬一郎著 中公文庫)  戦後、我々の世代を含めて、殆どの人が「日本は第二次世界大戦で敗北し、ポツダム宣言を受諾、連合国に無条件降伏した」という「歴史」を学校で習い、これを信じてきたし …

響き合える友人との邂逅

 期末の仕事も、先日、実施した大分での支援案件の報告書作成を残すのみとなった。その構想を頭の中で整理しつつ、昨日、車で蓼科から三重県の津まで4時間かかって移動した。今日から、10年来のゴルフ仲間である …