フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

石破新総裁誕生から一夜明けて

投稿日:2024年9月28日 更新日:

 昨日は、姫路での講演があり、「現場技術者の育成と定着化のポイント」というテーマで、自分なりに熱弁をふるってきた。講演の終わり頃に、自民党総裁選の決選投票の結果が出て、石破茂元幹事長が高市早苗経済安保大臣を破り新総裁になった。当初、最も有力とされた小泉進次郎議員は、二人に大差をつけられて3位で、決選投票に残れなかった。

 麻生副総裁が高市氏を推し、菅元首相が主に小泉氏、そして、岸田首相が間際になって石破氏を推したとの報道があるが、その時点で、決選投票の議員票は、石破氏に流れるという力学になる。そこに国民の意思は不在であり、全く別の行動基準・判断基準でこの国のリーダーが決まってしまうのだ。しかしながら、決まった以上は、新総裁=新総理が主体性をもって政権を担っていくことになる。

 日本保守党の代表である、作家の百田尚樹氏が、自らのyou tubeチャンネルで、新総裁決定後に「これで自民党、日本は終わった」などと嘆いていたが、その後、「自分たちに頑張れという天の声だ」ということで、自らを鼓舞する発言を発信している。それをみて、、この結果はそれなりに自分の中に収めて、そこからまた新たな気持ちで、日々の事象に向かっていくべきなのだろうと覚った。大学の先輩である百田氏には、日々、いろいろとyou tubeやその著書などで励ましてもらい、有り難いことだと思っている。

 今回の神戸出張では、懐かしい人との再会があり、とても有意義だった。神戸は、かつて6年ほど住んで、今の活動のベースを培った、そして全国展開に向かっていった自分の原点があるところで、この街の至るところに、さまざまな思い出が散らばっている。神戸の街は程よく都会であり、また味わいがある。幸いにして、関西や西日本・四国などに出張で来ることが増えているので、帰路に神戸に立ち寄って、この地域の友人・知人と旧交を温めるのも悪くない。

 新総裁の石破茂氏は、学年で1年上であり、同世代である。立憲民主党の新代表である野田佳彦氏も同年齢、本来であれば、もっと若い世代の人たちが、この国の舵取りを担い、我々の世代は後方からそれを支えていくという構図がふさわしいのだが、政治の世界はそうでもないようだ。ビジネスの世界では、我々の世代は、そろそろ店仕舞いの時期に入っていて、後継者を確保・育成し、また、次世代の人たちが存分に活躍できる場や機会を創出、サポートしていく立場にある。国政の動静は、常に気になるところではあるが、それはそれとして、自分と自分の周囲の動きに目配りをしながら、多くの人の「最大幸福」を追求していくことが、今の自分に課せられた役割なのだと思っているところだ。

-未分類

関連記事

チームF、千葉で始動する

 先週は水曜日から金曜日まで、千葉のプランナー研修だった。いわゆる、2次研修というもので、1日目は終日、現場に入り、搬出間伐など森林整備を設計する能力を向上させる実習と、効率的な作業道を設計する能力を …

軸足を明確にすることの重要性

 蓼科に活動拠点を全面的に移転して、この秋で丸6年になる。それまでは、どうしても、仕事の情報や予算、人脈が集中する東京に拠点を設置して、アナログ的な営業や情報収集をすることに、こだわっていた。そこから …

ウッドショックは山側に利益をもたらしているのか

 2年間に及んだ、コロナ禍がウッドショックなる現象をもたらし、森林・林業界にもさまざまな影響が及んでいる。最近の状況を関係者に聴くと、例えば、搬出間伐では、木材価格の上昇で、森林所有者に対する精算金が …

休暇中の風景、静ヒルズにて…

常陸大宮・静ヒルズの夕暮れ前のホテルからの風景(3月16日)  昨日は、蓼科から中央道・圏央道・常磐道経由で、4時間半かかって静ヒルズに着いた。距離にして340キロ、渋滞もなく順調に車は走り、午後3時 …

人材育成に終わりはない

 今年度下期の案件においては、人材育成にかかるものが多くなっている。林業事業体の経営者や役員、経営管理者、中間管理職、一般職員、森林施業プランナー、現場技能者等々、国や都道府県・関係団体等が主催する事 …