フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

現実社会から退場すべき者達

投稿日:2024年7月28日 更新日:

 反捕鯨団体「シーシェパード」の創設者で、我が国が国際手配していた、ポール・ワトソン容疑者(73)が、デンマーク領グリーンランドで逮捕された。ウキペディアによると、この男は、カナダ生まれで、元々、航海士をしていたが、核実験の反対運動に参加、その後、環境団体「グリーンピース」の初期メンバーとなり、1977年に反捕鯨団体のシーシェパードを設立して、捕鯨船の操業妨害などを繰り返している。2010年6月には、海上保安庁の調査捕鯨を妨害したとして、我が国は、国際刑事警察機構に国際手配していた。

ポール・ワトソン容疑者

 我が国は、2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退し、商業捕鯨を再開しているが、それまでは、IWCが規定する範囲内での調査捕鯨を実施していた。身近なところ、かつ記憶に新しいところでは、2009年に公開された「ザ・コーヴ」という、和歌山県・太地町のイルカ追い込み漁を批判的に描いた、アカデミー賞受賞の映画を奇貨にして、シーシェパードなどの反捕鯨団体の活動家が大挙して太地町に殴り込み、示威行為をやったり、捕鯨関係者らに執拗な嫌がらせをした事件である。太地町は、私の故郷である那智勝浦町の隣にある人口2,800人程度の静かな街であり、この一件が全国ニュースとなったことで、太地町は一躍有名になった。

 酷かったのが、活動家の外国人が、夜陰に紛れ、鯨やイルカ(厳密には、体長4m以内のクジラをイルカと呼んでいる)を生け捕りにしている網を勝手に切った事象である。何の権利があってそういうことができるのか、業務妨害という明らかな犯罪であり、この外人は犯罪者そのものである。このイルカ漁については、和歌山県庁の農林水産部が公式見解を発表していて、太地町の捕鯨の正当性や狼藉外人の不法行為などについて明確な見解を公表している。シーシェパードについては、その後も太地町に対して嫌がらせを続けたが、資金が続かなくなり2017年頃に撤退宣言をしたということだ。

 太地町の捕鯨は、慶長年間から営まれており、その歴史は400年以上に及ぶ。アメリカ建国(1776年)よりも遙か前である。太地町の人々は、そんな昔から捕鯨や鯨の加工など、鯨関連の仕事で生計を立ててきた。私自身も、小学校の給食で出される、太地町で獲れた鯨の竜田揚げが大好きだった。当時は、肉といえば、鯨肉のことを指し、牛肉などは高級品で庶民には手の届かない食材だった。ついでにいうと、私の大好物は、缶詰の鯨の大和煮である。これは、れっきとした食文化であり、写真に写っているような白髭の男に何ら揶揄される謂れはない。旨いものは旨いし、私には私なりの鯨料理への「思想・哲学」がある。

 ポール・ワトソン容疑者が、デンマーク警察から日本の警察に引き渡されるかどうか、フランス政府が反対、ブリジット・バルドー等の有名人も嘆願運動をしているとのことで不透明な状況になっている。仮に、我が国の司直に引き渡されても微罪であり、すぐに仮釈放になるのだろう。そんなことよりも、この男には、金輪際、我が国を含めた捕鯨等に関われないように、入国や活動禁止の引導を渡してもらいたいと思う。環境保護などを言い募り、マッチポンプのようなことをしながら、結局は公金を掠め取るような連中も同じである。こんな輩は、真面目に働き、懸命に生きようとする現実社会の人々にとって害悪でしかない。

-未分類

関連記事

今年最後の降雪になるのか・・・

 昨夜から雪が降り出し、朝、起きたら、写真のように一面の雪景色だった。まさに「なごり雪」となるのか、予報では、今日午後2時頃には雪がやみ、明日からは、好天が続く見込みで、蓼科では、長く厳しかった冬がや …

オンライン研修・助言の可能性

東急蓼科リゾートタウン内のワークラボ・・・なかなか秀逸なデザインになっている  コロナ禍の2年間、各地への出張は、殆どなく、研修、セミナー、事業体への助言などを、オンラインで実施することがメインになっ …

no image

オンラインでの経営相談、原則として無料でやります

 コロナ禍がもたらした、ビジネス手法の1つとして、オンラインによるコミュニケーションというものがある。昨年から、セミナーや面接、助言などで、試験的にしろ、何回かやってきたが、結構有効なツールだし、いろ …

岐阜→京都→三重 車で移動

 昨日は、自宅を車で出発し、約4時間かかって岐阜県庁に着き、県庁内での委員会に出席した。2時間弱、専門家としての意見を述べた後、15年前に、新生産システム事業の際にお世話になった人にも会い、旧交を温め …

安倍元首相暗殺事件、文春砲始まる

 昨年7月8日に起こった、安倍元首相の暗殺事件について、その後、大手メディアが沈黙を続ける中、週刊文春の2月16日号が、特集を組んだとのことで、早速コンビニに行き、貪るように読んだ。「疑惑の銃弾」と銘 …