フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

次世代の若い人たちのために

投稿日:2024年2月29日 更新日:

 私は昭和32年(1957年)生まれで、昭和の高度成長期、平成にかけてのバブル期の恩恵を少しは享受し、それなりに生きてこれた世代である。約10歳年長の「団塊の世代」のような「ラッキー」な人生を送ってきたわけではないが、楽しいことも多々あり、あと10年くらい生きて、いろいろと活動できれば、多分「いい人生だった」と思えるだろうと思っている。しかしながら、私よりも下の世代、特にこれからの社会を背負っていってもらわなければならない20歳~40歳代の若い人たちは、この国の希望を持つことができる要素があまりに少なく、それは本当に気の毒だと思っている。

 団塊の世代は、もう5年、10年経てば、殆どがこの世から去っていくだろう。そして、彼らの殆どは「自分ファースト」であり、この国の将来のことなどに関心もなく、まだまだ、老後を楽しもうとする人間が圧倒的に多い。傍目にはあまりにみっともない限りである。若い人たちが将来に希望を持てない国にしてしまったのは、その時代を生きた世代の責任でもある。昔は、経済一流政治二流といわれたものだが、今は、財界人など三流以下で、殆どの政治家と同等のレベルの低さである。そして、そういう政治家を選んでいるのは、有権者である国民であり、まずは、そのことを我々は恥じるべきだろう。

 若い世代の人たちが将来に希望を持つことのできる社会、我々の世代の最後の仕事として、その創造・基盤づくりに資する行動を「身を捨ててでも」日常的にとっていかなければならないと思っている。いかんせん、若い世代といっても、きちんとした人生観を持って、日々努力しているのは、おそらく1割程度に過ぎないとは思うが、その人たちが社会の最前線で奮闘・活躍することによって、この国は、まだまだ、その国力と経済・文化などを充実させていくことができる。

 私自身がこれまで培ってきた事業領域やノウハウによって、自分の息子や娘の世代が胸を張って、そして充実し、幸福感をもって生きていける社会の創造に資する活動を続けていきたい。そのためにも、日々、自分自身にも正直に、他人に対しても率直に向き合っていかなければならない。そして、自分と同じような考え方・行動規範を持っている人たちと一緒に、自分たちが生きてきた社会に対する「最後の奉公」をしたいと思っている。

-未分類

関連記事

キャッチボールへの憧憬

キャッチボール用に揃えたグローブ  連休前のある日、ふとキャッチボールがしたくなり、40数年ぶりに野球のグローブを手に持った。中学・高校の頃、幼馴染たちと野球のチームを結成して、草野球ではあるが、真剣 …

no image

良き経営バランスの若手経営者に期待する

 さる3月27日に亡くなった父の埋葬があり、和歌山県・那智勝浦町の実家に滞在している。明日まで滞在して、明後日の朝、東京に向けて出発する。今回は電車での移動になるので、東京までは長旅になる。今期に入っ …

穏やかに令和7年がスタート

 例年通り、蓼科の地で新年を迎え、早や4日目になった。昨年は、元旦から、能登半島地震が発災、また、羽田空港での衝突事故があり、正月気分どころではなかった。今年は、そういうこともなく、個人的には平穏な正 …

新たな愉しみ方が増えた

 今朝の外気温は、氷点下10度と、この冬最低温度を記録した。さぞかし寒いだろうと屋外に出てみたところ、確かに寒いのだが、凍えるほどではない。蓼科在住10年目に入り、体質がこの地の寒さに適合してきたのだ …

研修での滞在中に考えたこと

 昨日は、夕食をホテル内で摂り、早めに部屋に戻って、着替えた後、すぐにホテル内にある大浴場でゆっくりと湯船に浸かった。このホテル(倉吉シティホテル)の大浴場は、近隣の三朝(みささ)温泉から源泉を運んで …