フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

親友の命日、京都・大徳寺にて

投稿日:

京都・大徳寺の境内(2024年2月2日)

 昨日は、学生時代の唯一無二の友人で、社会人になってからも、親しく交流してもらった、伊住政和君の21回目の命日だった。この日だけは、何を置いても、彼の墓前にお参りをして、25年間いろいろと親しくしてもらった感謝の気持ちを込めて、また、その後の自分の活動などの報告を、毎年、彼に報告するようにしている。彼は、存命であれば65歳、さぞかし、いい佇まいの茶人や文化人になっていたに違いない。

 例年通り、彼の墓がある塔頭に入り、係の人に「伊住さんの学生時代の友人です」と挨拶して、彼の墓に行き、そこでしばらく佇み、いろいろとその墓前に話しかけた。そして、そのまま帰路につこうとした際、山門前で、彼の従兄弟である大谷裕巳さんにばったり会い、「坪野さん、中に入ってもらわんと」と、親族の方々が参列する法要に列席させていただくことになった。一周忌と3回忌には、参列させていただいたのだが、以後はお参りだけさせていただいていた。

 法要の席で、彼の父である千玄室大宗匠やお兄さんの千宗室家元、夫人や息子たち、大谷さんたち従兄弟の方々と久しぶりにお目にかかることができた。政和君の特に親しい友人ということで、家族同様に良くしていただいた学生時代から40数年の歳月が経過しても、あの頃のことは、私にとって忘れ得ぬ良き思い出となっている。玄室大宗匠は、御年百歳とは到底思えないほど、矍鑠とされており、これからも伊住政和君の分まで長生きをされるのだろう。

 一昨日の夜は、四条烏丸のホテルから寺町通まで歩き、35年来親しくしている洋服店に立ち寄り、仕事用のジャケットを購入した。今愛用している、バーバリーのジャケットをとても気に入っていて、まさに「一張羅」として愛用しているのだが、このジャケットもそろそろ草臥れてきたので、別のものを探していたところで、1年ぶりにこの店を訪れたということもあり、馴染みの店員さんから勧められるままに冬物のジャケットを買ってしまった。京都は、学生時代と近畿放送での期間を合わせて12年半ほど住み、さまざまな思い出の詰まった街である。彼の命日には、必ず京都にきて、少し滞在することにしている。来年もまた、この時期に来て、彼の墓前にいい報告をしたいと思っている。

-未分類

関連記事

LGBT理解増進法について その2

 前回、LGBT理解増進法なる法律(理念法)は、基本的に必要のないものだと私は断言した。その理念に基づいて、これから、荷物を積み上げていくように、具体的な法律(実定法)が法制化されていくことになるが、 …

蓼科での「哲学の道」に寄せて

 京都での学生時代、3回生から2年間に亘り、銀閣寺から南禅寺に向かう「哲学の道」沿いにあった「若王子(にゃくおおじ)」という喫茶店で、ウエイターのアルバイトをした。その店は、「燃えよ剣」の土方歳三役で …

林業経営コンサルタント育成塾(坪野塾)明日開講

 自身の後継者を育成し、バトンタッチしていくのは、その道を開拓した者の責務であると、ずっと意識してきた。これまで、経営コンサルタント(中小企業診断士)としての後進の育成は、神戸にいた時代から、「プロコ …

小さな記事の大きな価値

 信濃毎日新聞の昨年12月17日付け朝刊に、「財産区有林 未来につなぐ」という4段抜きの記事が掲載された。記事の中には、いろいろなトピックスが盛り込まれているが、見出し的には「茅野の財産区 チェンソー …

親しい人たちとの語らいの時間

 大型連休が明けて、このあたりは、その反動もありしばらく静かな日々が続くことになる。朝晩はまだまだ冷え込んだりするが、あたり一面、緑に覆われて、生命力の溢れる季節の到来となっている。ゴルフコースも、本 …