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父の一周忌で実家に来る

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 昨年、父が94歳で逝去し、今月27日で1年となる。昨年の今頃、父は実家の向かい側にある医院に入院していて、その向かい側にある実家の敷地内の桜が満開だった。今日、紀伊勝浦駅を降りて、実家の方へ歩いていくと、ほどなく、その桜がみえた。少しだけ葉桜が混じっていたが、去年と変わらず、見事に咲き誇っている。この桜は、この辺りでも有名で、遠くからでも、花見に来る人がいる。

実家の敷地内にある桜が満開(25日・午後5時過ぎ撮影)

 この桜は、祖父が70年余り前に植えたものだと聞いている。祖父賢三は、戦前、旧制中学の校長から、大政翼賛会の和歌山県事務局長になり、終戦後、C級戦犯となり、6年間公職追放されて、この地に移り住み、畑を耕して農業を営んだ。その後、公職追放が解けて、昭和30年から那智勝浦町の町長を2期務めた。庭などに樹木を植えるのが好きで、栗や柿、蜜柑、琵琶、センダン、桜など、当時植えた樹木がいまでも残っている。

 明日は、父と妹が眠る墓に行ってくる予定だ。実家から歩いて15分くらいのところにある町営墓地に実家の墓がある。先だって、京都大徳寺に行き、学生時代からの友人だった、伊住(千)政和君の墓参りをして、1年分の活動報告をしてきたところだが、明日は、父と妹の墓前で、このところの状況について、報告をしてくるつもりだ。特に、妹はいつも私のことを気遣ってくれていたので、最近の「いい話」を語ることにしたい。

 自宅の最寄駅である茅野駅から紀伊勝浦駅までは、名古屋経由で7時間余りかかる。いつもは車で来るのだが、今回は天気が悪いということもあり、また、電車での旅をしたかったこともあった。塩尻駅から名古屋駅まで特急しなので2時間、名古屋駅から紀伊勝浦駅まで、特急南紀で3時間45分である。特に、後者の時間が長いので、今日は、Fireに面白そうな映画をダウンロードして、それを専ら観た。この過ごし方をすれば、電車の旅も結構楽しい。

 新年度は、車で出張に行くことも多いとは思うが、遠方には飛行機や電車を利用することになる。飛行機はあっという間に着いてしまうが、電車は2時間とか3時間とか、結構な時間を車内で過ごすことになるので、その時間をいかに有意義に過ごすかということが重要になってくる。もう、パソコンでパシャパシャとキーボードを打つような年齢でもないし、できれば、本をう読んだり、映画を観たり、思索に耽ったり、ゆったりした気持ちで、いい時間を過ごしたいものだと思っている。

 

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