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米国の有事は日本の有事

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 1週間の東北出張から戻り、一息ついて、昨日、「会社の決算」という目の前の作業に取り掛かった瞬間、トランプ前大統領の暗殺未遂事件という、超弩級のニュースが飛び込んできた。作業の手を止め、終日、CNNのライブニュースをみていたら、いつの間にか夜になっていた。さすがにアメリカだけあって、要人警護は厳戒態勢であり、すぐさま、狙撃した犯人を射殺したが、130mほどの距離での銃撃だっただけに、一歩間違えば、トランプ氏は落命するところだった。

 容疑者とされる、 トマス・マシュー・クルックス という20歳の男と、どうしてもオーバラップするのは、1963年11月22日に、ダラス市内でケネディ元大統領を狙撃した、 リー・ハーヴェイ・オズワルド (当時24歳)である。もっといえば、安倍元首相を狙撃した、山上徹也とも重なる。トランプ氏が、右耳を負傷しただけで、大事がなかったことは幸いだった。負傷しながらも、拳を振り上げながら「fight」と叫び続けたトランプ氏の勇姿に、安倍晋三元首相の在りし日の姿を想起した人間は多かったと思う。

 そして、2年前の7月8日、安倍さんの事件が、暗殺未遂に終わり、彼が生きて再び、国民の前に元気な姿をみせ、待望されたこの9月の総裁選への出馬が現実のものになることが、私にとってはベストシナリオだった。暗殺という気配を本人も周囲も十分に把握していたという情報もあり、そうであれば、プライベートなボディガードをつけるという選択肢もあったのではないかと、今更ながら、無念な思いが自身の胸に突き刺さるようだ。

 トランプ氏には、負傷を乗り越えて、是非とも、米国の強いリーダーとして返り咲いてもらいたい。そして、公言しているところの、ケネディ元大統領の暗殺事件の真相(残された捜査資料)、9.11事件の真相公開、さらに、安倍元首相の暗殺についても、その真相と真犯人を洗い出してもらいたいと思っている。トランプ大統領であれば、それができるはずだし、特に、安倍元首相暗殺事件については、我が国の法治国家としての機能が停止しているからこそ、外圧によって、あるいは米国から、その真相がもたらされることが希求されるのだ。

 今回の事件を機に、ウクライナ・ロシア戦争、イスラエル・ハマス紛争など、きなくさい事象も含めて、流れが大きく変わっていくものと私はみている。もちろん、我が国の行方にも大きな影響を及ぼすだろう。対岸の火事などと高を括っている場合ではない。「米国の有事は日本の有事」である。そして、政治家は、常に「命を張って国難に臨む」職業だということを自覚しなければならない。我々、一般国民も、それぞれが一定の緊張感を持って、世の中の動きに対して鋭敏にそして真摯に向き合っていく時勢になったのだと思っている。

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