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GSも好きになれなかった理由

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 前回は、少年時代からビートルズの曲が心に響かなかった理由などを書いた。あくまでも、私個人の体験談であり見解だ。ビートルズのファンや信奉者を愚弄する気はないし、どんな音楽を好きになろうとその人の勝手である。今回は、そのついでに、グループ・サウンズ(以下GSとする)についても触れたいと思う。GSとは、ビートルズが世に出てから、我が国の音楽シーンにおいて、雨後の筍のように出現し、社会現象を起こしたが、1970年を挟んで5年ほどで消えていったグループをいう。有名なところで、ザ・タイガース、テンプターズ、スパイダース、ワイルドワンズなどがある。殆どが、団塊の世代で構成されている。

 中学生の頃、ラジオや雑誌などで、彼らの曲を聴いたり、写真をみたりした際に、まず、違和感を覚えたのは、ザ・タイガースの沢田研二を「ジュリー」、加橋かつみを「トッポ」と呼ぶなど、日本人のくせに、外人のような呼称をつけて、それをメディアが当たり前のように伝えていたことだった。そして、あの衣装である。ビートルズを模したのが丸わかりだったが、とても安っぽく、そして、日本人の体型には到底合わないような代物だった。

 極めつけは、その曲である。前回書いたように、いい歌というのは、その歌詞で決まると信じて疑わなかった私には、GSが歌う曲の歌詞の内容が陳腐で、その情景も浮かばなかった。歌も決して上手いとはいえない。やはり、団塊の世代とそのすぐ下の世代あたりは、熱狂的だったが、我々の世代は、それほどでもなく、1970年代の前半には、彼らは雲散霧消してしまった。要するに、メディアなどが人為的に創り出した「虚像」であり、本物でなかったから、マーケットから飽きられてしまったということになる。

 何を言いたいかというと、多分、彼らの歌や演奏には、「気持ちがこもっていなかった」ということだと思う。これも、あくまで私自身の主観であり、この価値観を他人に押し付けようとは思わないが、例えば、自分の子供を含めた若い世代の人たちに、「いい音楽だから聴いてみなさい」などと勧めることなど到底できないものだ。彼らと年代の近い吉田拓郎や井上陽水、かぐや姫等々、そして何と言っても小椋佳の曲であれば、推薦できる曲はいくつもある。但し、彼らがそれを受容するかどうかは、また別の次元の話だ。

 来週あたりから、急激に本業の日程が立て込んでくることもあり、また、永年の目標でもあった、自分の活動の集大成となる出版物の原稿作成にも注力する必要がある。音楽の話は、このくらいにしておきたいと思う。私が言いたかったのは、くれぐれも大事にしたいものとして、「自分自身の判断基準を持つ」ということと、「常に自分の頭で考える」という2つがあるということだった。今の時代、そしてこれからの時代を生き抜いていくために、とても重要な「行動基準」だと思っている。

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