自宅は、標高1,300mのところにあり、黄砂の影響もさほどなかったようで、その点は幸いだったと思っている。自宅の周りを少し散策した後、ふと、目の前のカラマツ林をみると、昨日よりも芽吹きの緑が一段と目立ってきていた。このあたりは、GWの頃には、緑一色になり、それをみているだけで、自然の生命力を感じて、何となく元気になる季節になる。
今日は、妹の命日で、彼女がいなくなって5年になる。先月末に、父の一周忌で和歌山県・那智勝浦町の実家に戻った際、妹が眠る墓に行き、この間の出来事や活動等について、縷々報告をしてきた。生きていれば62歳、私だけが生きていても仕方がないと思いつつ、妹のいない5年間を何とか生きてきた。いわゆる「生き直して」きたのだが、この日が来るたびに、いろいろなことを考えて、また、それ以降の生き方について思案するという節目になっている。
今年度は、コロナ禍収束の反動もあって、いろいろと案件が動いてきそうな気配がある。先だって、出張箇所の目安を延べ100箇所と設定したが、これまでに訪問したところも含めて、いろいろな地域や事業体に行って、森林・林業・事業体経営・組織運営・人材育成などを、一緒に考えていきたいと思っている。森林・林業に関わって、今年で丸20年になる節目の年でもあり、是非とも実りある1年にしたいものだとつくづく考えているところだ。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。