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俺たちの旅 50周年に寄せて

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 1975年(昭和50年)10月から、翌年10月まで日本テレビ系で放送された「俺たちの旅」の、50周年を期した映画「50年目の俺たちの旅」が、1月9日から封切りとなった。この映画は、主演の中村雅俊自らが監督となった。このドラマは、中村雅俊演じる「カースケ」こと 津村浩介 と、大学の同級生で、田中健演じるオメダ」こと中谷隆夫、それに、 カースケ の故郷の先輩で、秋野大作(津坂まさあき)演じる 「グズ六」こと 熊沢伸六の3人が繰り広げる友情と葛藤を描いた物語だった。当時、私は高校3年だったが、毎週、このドラマを観るのが楽しみで、少し年長という設定の彼らの言動をテレビで観て、いろいろと感銘を受けることが多かった。ドラマの主題歌、小椋佳作詞作曲の「俺たちの旅」やエンディングの「ただお前がいい」は、いずれも名曲であり、いまだに私のギター弾き語りのレパートリー曲でもある。

 このドラマの続編として、10年目、20年目、30年目という区切りの際に、単発の特別編が放送された。40年目もあるのかと楽しみにしていたらそれはなく、50年目ということで、今回、映画化された。私の記憶違いでなければ、カースケ は、大学卒業後、就職はせず、フリーターのようなことをするが、その後、海外で起業し一山当てて青年実業家気取りだった。そして、偶々結婚した相手の実家が経営する会社の形だけの社長になって窮屈な思いをする。その後、そこから逃れて徳島で漁師になり、相変わらず自由人として生きている。

 一方、オメダこと中谷隆夫は、大学卒業後、一旦、普通に会社員となるが、長続きせず、カースケらとフリーターをするが、その後、故郷に戻り実家の仕事をして結婚するが、持ち前の優柔不断さが高じて家出をしてしまう。その後、立ち直って、地元の市長に立候補し当選、政治家に転身する。今回の映画では、さらに知事選に立候補するということになっている。それから、グズ六こと熊沢伸六は、妻が経営する人材派遣会社の雇われ役員となり、卯建が上がらないが、相変わらず、カースケとオメダに対する友情を忘れないでいる。

 中村雅俊も田中健も秋野大作も、あれから50年間、俳優や歌手として第一線で活躍している。一つのことをずっと続けるということは、素晴らしいことであり、そのことに大いに感銘を受けるところだ。そして、学生時代の友情がずっと続いて、断続的ではあるが、交流が途絶えないということには、私自身にはそういうことはないだけに、ある種の羨ましさをおぼえるものだ。彼らの現在の映像をみていると、3人ともいい顔をしている。この50年間、いい生き方をしてきた証なのだろう。私も、友人や知人達から「坪野さん、いい顔をしているね」といわれるように、日々、真っ当な生き方をしていきたいと思っている。

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