フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

自身の役割を果たしながら・・・

投稿日:2025年2月14日 更新日:

 このところ、1つ1つの案件に向き合い、そのたびに、助言の対象になる人や組織が、出来るだけ前に進めるよう、あるいは、気持ちだけでも前向きになるよう、自らを鼓舞しながら、臨んでいるところだ。その組織にとって、自分はあくまで外部のもので、助言者という立場、その経営体の舵取りをするのは彼らである。それにしても、私が発する助言等の言葉は、その後の彼らの意思決定や行動に影響を及ぼすものだとすると、無責任なことは到底いえないのだ。

 経営コンサルタントという職業名には、この職について以来、ずっと違和感を持ち続けてきたが、最近になって、「自分は経営者やそこで働く人たちに対する助言者」であるというところで、落ち着いてきたきらいがある。「指導」という言葉にも違和感があるが、相手と目線を合わせた助言ということであれば、自分自身も違和感なく、ことに臨んでいけるのだ。中小企業診断士の資格を取得し、この業を始めてからすでに四半世紀にもなって、やっと行き着いた境地であり、畢竟、何事も長年、積み重ねをしていかないと、わからないことが多いというものなのかと思ったりする。

この空のように澄んだ気持ちでいたいもの

 それと、少し角度をかえて考えてみると、自分自身に課せられた、あるいは期待されている役割というものを自覚することになる。つまりは、「傾聴と助言」である。言ってしまえばメンター(良き相談相手」だが、「あの人に話を聴いてもらいたい、相談したい」というニーズが、マーケットに存在するのであれば、長年、この業界(森林・林業)で活動してきた者としては、とても有り難いことだ。そして、それが自分に課せられた、期待されている役割なのだとしたら、それを遂行していくことが、自分自身の「生きざま」そのものということになる。そういう気持ちで、今日も、目の前の案件に臨みたいと思っている。

-未分類

関連記事

父の一周忌で実家に来る

 昨年、父が94歳で逝去し、今月27日で1年となる。昨年の今頃、父は実家の向かい側にある医院に入院していて、その向かい側にある実家の敷地内の桜が満開だった。今日、紀伊勝浦駅を降りて、実家の方へ歩いてい …

no image

兵庫バイオマス発電の事業停止に際して思うこと その3

 ネット上などで、官民協働のビジネスだったから失敗したなどというコメントがあったが、私自身は、兵庫モデルといわれる五者協議会による「官民一体の事業運営」は、ある意味、理想的だと考えていた。外形的にみて …

映画「逃亡者」が示唆するもの

 先週、出張先のホテルで、映画「逃亡者」をfireで観た。1993年の公開で、主演は、名優のハリソン・フォード、共演で連邦保安官補役が、トミー・リー・ジョーンズである。ハリソン・フォードが51歳の時、 …

自民党総裁選に寄せて

 27日に実施される、自民党総裁選には、12名の議員が出馬表明ないし出馬の意欲を明らかにしている。ランダムに名前を挙げると、上川陽子外務大臣、石破茂元幹事長、 小泉進次郎元環境大臣、斉藤健経済産業大臣 …

清々しい気持ちで向き合うこと

 火曜日に、盛岡市内で開催された「林業経営セミナー」が、年内最後の出張となった。今回は、地域森林(経営)管理における、林業事業体の役割と事業体自身の経営課題、とりわけ人材の確保と定着化促進というところ …