フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

自身の役割を果たしながら・・・

投稿日:2025年2月14日 更新日:

 このところ、1つ1つの案件に向き合い、そのたびに、助言の対象になる人や組織が、出来るだけ前に進めるよう、あるいは、気持ちだけでも前向きになるよう、自らを鼓舞しながら、臨んでいるところだ。その組織にとって、自分はあくまで外部のもので、助言者という立場、その経営体の舵取りをするのは彼らである。それにしても、私が発する助言等の言葉は、その後の彼らの意思決定や行動に影響を及ぼすものだとすると、無責任なことは到底いえないのだ。

 経営コンサルタントという職業名には、この職について以来、ずっと違和感を持ち続けてきたが、最近になって、「自分は経営者やそこで働く人たちに対する助言者」であるというところで、落ち着いてきたきらいがある。「指導」という言葉にも違和感があるが、相手と目線を合わせた助言ということであれば、自分自身も違和感なく、ことに臨んでいけるのだ。中小企業診断士の資格を取得し、この業を始めてからすでに四半世紀にもなって、やっと行き着いた境地であり、畢竟、何事も長年、積み重ねをしていかないと、わからないことが多いというものなのかと思ったりする。

この空のように澄んだ気持ちでいたいもの

 それと、少し角度をかえて考えてみると、自分自身に課せられた、あるいは期待されている役割というものを自覚することになる。つまりは、「傾聴と助言」である。言ってしまえばメンター(良き相談相手」だが、「あの人に話を聴いてもらいたい、相談したい」というニーズが、マーケットに存在するのであれば、長年、この業界(森林・林業)で活動してきた者としては、とても有り難いことだ。そして、それが自分に課せられた、期待されている役割なのだとしたら、それを遂行していくことが、自分自身の「生きざま」そのものということになる。そういう気持ちで、今日も、目の前の案件に臨みたいと思っている。

-未分類

関連記事

フジテレビの凋落に思うこと

 フジテレビが、いわゆる「中居正広問題」で、スポンサー離れが雪崩状態となり、経営危機に陥っている。テレビ局出身者(といっても私の場合は地方のローカル局だが)として、看過することもできず、この問題に触れ …

暑い夏の過ごし方

夕方の自宅前の様子  今年の夏は、昨年よりもその暑さが厳しいような気がする。朝の涼しいうちにと、近隣を散策するのだが、結構、汗が出る。とはいえ、各地で35度以上の猛暑日が続いているが、ここ蓼科では、最 …

no image

オンラインによる助言の効果

 コロナ禍の3年間で、新たに生まれた仕事の手段として、「オンライン会議」「リモートワーク」といったものがある。正直なところ、zoomなどで、パソコンに向かって、オンラインでやり取りをするのは得意ではな …

ウッドショックは山側に利益をもたらしているのか

 2年間に及んだ、コロナ禍がウッドショックなる現象をもたらし、森林・林業界にもさまざまな影響が及んでいる。最近の状況を関係者に聴くと、例えば、搬出間伐では、木材価格の上昇で、森林所有者に対する精算金が …

先生ではなく良きパートナーとして

 嬉しいことに、期末の案件が立て込み、自宅にいる時間が殆どなく、外に出て活動する機会が増えて、「本来の形になってきた」とテンションが上がっている。コロナ禍の3年半は、とにかく対面での案件がなくなり、現 …