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スキーはできないけれど

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 私が住む、東急リゾートタウン蓼科には、スキー場があって、例年この時季(金・土・日・休日に営業)は、家族連れやカップルなどで賑わっている。こぢんまりしたスキー場だが、別荘地内にあるということで、立地条件はとてもいい。こちらに来た頃、冬場の運動として、スキーをしようと思ったのだが、いかんせん、これまで一度もやったことがなく、60歳を超えて一から始めるという「敷居の高さ」もあって、結局、やらないまま、10年近くが過ぎた。

 それでも、プロゴルファーの芹澤信雄プロなどが、ゴルフのオフシーズンにスキーで足腰を鍛えているということや、親しくしているゴルフ関係者に聞くと、「スキーは、体幹の強化とリズム、バランス感覚を養うのにいい」というので、諦めきれずにいた。その最中の、昨年、近所の別荘の70歳くらいのオーナーが、近隣のスキー場で転倒し、複雑骨折をしたということを聞き、それで、その思いは完全に潰えたのだ。若い頃に、スキーをやって、年をとってもまだまだできるという自信を持っている人こそ、最も危ないのだが、そんなことを聞いて、今から始めるのは愚の骨頂ということで、昨年をもって、スキーのことは完全に諦めた形になった。

 今年に入ってからは、スキーに背を向けて、では一体冬場の運動や嗜みとして、何ができるのだろうということを真剣に考えるようになった。厳寒の時季は、宮崎や沖縄、鹿児島など暖かいところに行き、ゴルフをやるのがそれはベターである。実際、私の友人でも経済的に余裕のある人は、そういうゴルフライフをおくっている。しかしながら、私はそういった身分でもなく、いまだに、しがない自営業者、それに、もしも経済的にそれが許されても、一緒に行ってくれる仲間が殆どいない。昔からのゴルフ仲間も殆どが70歳を過ぎて、あちこちに傷病があったりして、「金があっても体がついてこない」状況だ。

 結局、行き着いたところは、まずは、仕事を一生懸命やろうということ、色気も何もなく、凡庸な結論である。但し、仕事の中で楽しみを見出す余地もあって、これは捨てたものではない。すでに、現場での施業に直接関わる仕事が、新会社で生まれてきていて、これがどんどん増えてくる傾向にある。勿論、本業の経営支援、人材育成といった仕事もあって、その面では個人的にはとても充実した日々をおくることができそうで、根っからの仕事人間としては何よりだと思っているところだ。

 冬場の運動不足対策のための方策も、近隣でいい場所が見つかって、今年に入ってから試験的に取り組んでいるところで、これもいい感じになっている。最後のピン留めは、やはり、それ以外の趣味のところになるが、独りでできるものを模索していて、どうやら、これが固まりつつあるという状況、大したことをするわけではないが、これからの数年間を存分に楽しみたいと思っている。

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