10月を期して、チーム・フォレストミッションに新たに2名が加わり、総勢11名の陣容となった。新たに参加してくれたメンバーは、藤本久志さんと岸本勇樹さんである。2人とも、今年5月に「坪野塾」に参加して、熱心に勉強をしてくれた人たちである。藤本さんは、宮城環境保全研究所 で、鳥類の調査や森林調査などに従事し、中小企業診断士資格取得後に独立した人で、東北を中心に森林・林業の経営コンサルティングに関わっている。また、岸本さんは、和歌山県庁で、林業指導普及員を長年務め、中小企業診断士資格取得を機に退職し独立した人で、和歌山県を中心に活動している人材だ。
チーム・フォレストミッションも、40代・30代の人材への世代交代を進めながら、新しい林業の姿やあり方に適応できる、助言や人材育成などに取り組む時期に差し掛かっている。そして、何よりも実際に森林整備・管理に携わっている実務者を糾合しているのが強みであり、また、林業に専門化した経営コンサルティングを遂行する中小企業診断士が集まっていることも当チームの強みとなっている。目下、我が国で林業に専門化した総合コンサルティングファームといえるのは、私の知る限り「チーム・フォレストミッション」だけである。
私自身が、森林・林業に関わって、丸21年になる。この間、林業事業体の経営支援や森林施業プランナー等の人材育成などに関わり、「我が国でただ独りの林業専門の経営コンサルタント」として活動してきた。その過程で、お互いの理念に共鳴し、信頼関係を深めてきた人たちと組織しているのが「チーム・フォレストミッション」である。実務者とコンサルタントが協働し、新たな林業の未来を林業関係者の人たちと一緒に切り拓いていく、その体制は整い、確かな足跡を残していけるものと確信しているところだ。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。