フォレスト・ミッションBLOG

林業の産業としての自立、そして林業に従事する人たちが誇りを持てるように、私たちは、自らが信じる、森林・林業のあるべき姿を、林業関係者の皆様と一緒に創造していきます。

未分類

東北での出張の合間に思うこと

投稿日:2024年7月10日 更新日:

 日曜日から、東北に入り、宮城県内での活動を続けている。今日は、移動日で、ホテルの部屋で原稿を書いたり、本を読んで過ごしたりしている。一昨日、7月8日は、安倍晋三元首相の命日だった。事件が起こった11時31分頃、ちょうど、訪問先で面談中だったが、心の中で、安倍元首相の冥福を祈った。この事件は、我が国の法治国家としての根幹が問われることになり、私自身は、この国は、すでにまともな主権国家ではないとまで思っている。警察当局は、事件の深層を隠蔽し、メディアはそれを追及しようともしない。「国民の知る権利」を著しく毀損しているとしかいいようがない。

故安倍晋三氏(享年67歳)

 来月、私は67歳になり安倍さんが暗殺された時と同じ年齢になる。彼は、昭和29年9月21日生まれで、私よりも3歳年長、前にも書いたが、安倍さんが若手政治家のリーダーとして頭角を現してきた、2000年頃から、彼のことを常に意識するようになった。それから20年余り、近鉄大和西大寺北口で暗殺されるまで、安倍さんは、山あり谷ありの政治家としての人生を送り、第二次安倍政権では、憲政史上最長の在任期間となって、政治改革・経済改革などを推し進めた。

 私は、その活躍を眩しくみながら、自分なりにできることを、営々とやって、小さな動きではあるが、自分なりの社会貢献というものを意識しながら、活動を続けてきたという自負がある。「安倍さんがいたから、頑張れた」とまではいわないが、その存在、その背中を遠くからみながら、自分自身も、やれること、やるべきこと、やらなければならないことに取り組んできたつもりだ。

 これからは、安倍さんの年齢を越えて、そして、彼のいないこの国で、自分の人生を前に進んでいかなければならない。この9月の総裁選で、三たび安倍首相の熟達した勇姿を待望していた自分にとっては、先だっての都知事選もほどなくやってくる衆議院選挙も、さらには、総裁選そのものにも、興味を失いかけている。改めて、安倍晋三という存在の大きさを実感している自分がいる。もちろん、安倍政権下における外交も含めた諸政策を全肯定することはなく、いろいろな局面で、戦略的なところと戦術的なところに齟齬をきたしたり、政策間での二律背反的なこともあったと考えているし、そこに葛藤が常在していたことも容易に想像できる。ただ、この国を良くしよう、強くしよう、国民の生活を豊かにしようといった姿勢で、奮闘したことは、永遠に顕彰していかなければならないことだろう。

-未分類

関連記事

no image

梅雨入りは、仕事入りの時期

 今年は、梅雨の到来が例年よりも早くなりそうで、ここ蓼科も、昨日あたりから、そういう梅雨を思わせる天候になっている。ただしかし、ここの梅雨は、ジメジメとした感じはなく、雨が夜に降ったり、それほど湿度が …

仕事に楽しさと愉しさの割合を増大させることが重要

 明日から、新年度ということで、今日は、その新しい展開に希望を持って、静かに一日を過ごすことにしている。時あたかも人事異動の時期であり、先だってから、仕事関係でお世話になった人から、異動や転職の連絡が …

やっと本格稼働が始まる

 昨日は終日まとまった雨が降り、少し出かけただけで、あとは事務作業をした。今日は、見違えるような好天となり、仕事の打ち合わせもあって、また、このところ、ゴルフの調子も良くなってきたので、車で15分ほど …

no image

より深く、より高く

 昨日と今日、山梨県で開催した、「経営力向上事業」では、県内から集まった林業事業体の経営者・経営管理者に対して、経営コンサルタントとして20年余りの期間で培ったノウハウを駆使した講義や実習などを提供し …

森林は何を語るのか

 蓼科に来てから、自宅回りの森林の中を散策することが、日課になり、特に天気のいい時には、思索を巡らせながら小一時間歩くのが楽しみになっている。春夏秋冬、森林はその姿、佇まいを変化(へんげ)させながら、 …