先週木曜日に、京都・寺町商店街に行った際、ふと通りかかった元工具店に、写真のグラスが展示されているのをみつけ、手に取ってみた感じが良かったので、これを購入した。作家ものということだったが、値段は案外安く4,500円だった。これで好きな銘柄の洋酒をロックでのんだら、さぞかし旨いに違いないと直感的に思った。長年、愛飲しているのが、I・W・ハーパー、最近、気に入っているのが、信州というこの地域限定販売のウイスキーだ。いずれも、飲み口が柔らかいのが特長だ。
夕食の後、しばらくして風呂に入り、就寝するまでの束の間の時間に、これらの洋酒をロックでのむ。元々、量を追うタイプではないので、やや小ぶりのこのグラスに1杯だけ、そう10分くらい時間をかけて味わいながらいただく。その10分の間に、いろいろなことが脳裏を駆け巡るのだ。それがまた愉しく、おそらく、このロックグラスは、そういった過去への小旅行を演出する貴重なツールの一つなのだと思っている。
株式会社フォレスト・ミッション 代表取締役、林業経営コンサルタント、経済産業大臣登録・中小企業診断士
我が国における林業経営コンサルティングを構築した第一人者であり、これまで460超の林業事業体の経営コンサルティングに携わる。2015年から、活動拠点を東京から信州・蓼科に移して活動中。