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久しぶりに日吉町森組を訪問

投稿日:2022年4月8日 更新日:

 昨日・今日と、関西で活動し、今日は2年半ぶりに、京都・南丹市の日吉町森林組合を訪問し、湯浅勲組合長と再会し、いろいろと語り合った。最近、完了した搬出間伐の現場も案内していただいた。湯浅さんとは、今から16年前に知り合って、以来、森林施業プランナーの育成事業で講師としてともに活動し、ドイツへの林業視察にもご一緒したり、ずっと親しくさせていただいている。


京都・日吉町森林組合の搬出間伐の現場 (4月8日)

 15年前から数年間、森林施業プランナーの育成研修は、ここを中心に国策として展開された。私も委員及び講師として、この研修事業に参画した。その中で、湯浅さんを始め、講師の先生方や林野庁の人たちと、宿舎で、酒を酌み交わしながら、この国の森林・林業のあり方などについて、熱い議論を重ねた。その内容が、私にとっては、その後の自身の活動の礎になったのだと思う。

 当時、湯浅さんは、日吉町森林組合の参事で56歳だった、私は50歳、まだまだ血気盛んな年回りだった。今年、湯浅さんは71歳になり、今は常勤組合長、私はまもなく65歳になる。自分自身は、あの頃と大して変わっていないと思うのだが、15年という歳月は、確実に変化というものをもたらしている。少しは、成長したのかもしれないと思いつつ、また、まだまだ、あの頃の熱い想いというものを内包しているという自負心もあり、森林の中を歩きつつ、いろいろと思いを巡らせる自分がいたりする。

 「鶏口となるも牛後となるなかれ」という気持ちで、放送局を退職し独立して以来、ずっと一匹狼で生きてきた。徒手空拳、試行錯誤の中で、浮き沈みもあった。いろいろな人に出会い、多くのことを学び、また、助けてもらったりもした。出会いがあれば、別れもあった。葛藤は常在し、悩みの種は尽きることはない。それでも、こうして生きて、さらに前を向き、目の前の案件に取り組もうとしている。もう少し目線を上げてもいい、自分自身も納得できる仕事を積み重ねていきたいと思っている。

 

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